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2022.11.04

【国内は11月4日から】ニューバランス990v6がついに発売!!

ニューバランス990ファンに朗報だ。発売が期待されていた“バージョン6”となる「990v6」の発売がついに決定した。気になる発売日は11月4日(金)。今回は、発売直前の「990v6」がどう進化したのかをミタスニーカーズのクリエイティブ・ディレクター国井栄之さんのコメントを交えながらレポートしていく。

40周年のアニバーサリーイヤーに満を持して発売!

ニューバランスが1978年の春から時間も費用も度外視して、技術的に最高峰のランニングシューズの開発に乗り出した。そして4年の月日をかけ、1982年に発売されたのが、初代「990」だった。“1000点満点中990点の出来栄え”という広告の謳い文句とともに発売された「990」は、現在は同ブランドのアイコン的なカラーになっていながらも、当時では斬新だったというグレーをメインに採用するなど、デザイン的にもエポックメイキングなランニングシューズだった。
今回登場する「990v6」はピッグスキンスエードとシンセティックレザーの組み合わせを、メッシュアッパーの上をかかとからつま先まで流れるように配置。もちろんmade in USAだ。3万6300円
今回登場する「990v6」はピッグスキンスエードとシンセティックレザーの組み合わせを、メッシュアッパーの上をかかとからつま先まで流れるように配置。もちろんmade in USAだ。3万6300円
その後、1998年に「990v2」、2012年に「990v3」、2016年に「990v4」、2019年に「990v5」とバージョンアップを重ね、ついに40周年を迎える2022年に「990v6」の発売を決定した。実は昨年、「990v6」が発売されるとの情報がリークされていたのだが、世界的なパンデミックや原材料の高騰、そして流通の遅れなどで、発売が伸びに延びたという経緯があるだけに、「990v6」の発売を心待ちにしていたファンも多いはずだ。

ミタスニーカーズの国井さんも驚く「990v6」の進化

11月4日(金)に発売される「990v6」だが、肝心の進化した箇所をおさらいしていこう。
今回登場する「990v6」は、デザインをさらにアップデート。シャープなフォルムを継続していたが、「990v6」では、やや丸みを帯びたフォルムに進化し、厚底のソールが目に飛び込んでくる。従来のミッドフットサドル(足の甲を横断するパーツ)を取り払い、メッシュアッパーの上に重ねたピッグスキンスエードとシンセティックレザーのオーバーレイを、踵からつま先まで繋げているのも見逃せない。
ランニングシューズに用いられるニューバランスの最新テクノロジー“FuelCell(フューエルセル)”をミッドソールに搭載。クッショニング、反発弾性、軽量性の機能が追加され、��定評の履き心地がさらに向上した
ランニングシューズに用いられるニューバランスの最新テクノロジー“FuelCell(フューエルセル)”をミッドソールに搭載。クッショニング、反発弾性、軽量性の機能が追加され、定評の履き心地がさらに向上した
またニューバランスの中で最も高い反発弾性を備えたミッドソール素材“FuelCell(フューエルセル)”を使用した厚めのミッドソールにより、反発弾性と軽量性に優れた高機能なモデルに仕上げている。900番台はランニングシューズというカテゴリーなので、最高峰のテクノロジーを搭載したことも頷ける。
前回の取材時に“常に最新のモデルが好き”と語っていたミタスニーカーズのクリエイティブ・ディレクターである国井栄之さんも、今回発売される「990v6」を見た印象をこう語ってくれた。
発売が1年遅れたため、はやく「990v6」を履きたくてウズウズしていたという国井さん。彼もそのデザインと機能性のアップデートに驚きを隠せなかった
発売が1年遅れたため、はやく「990v6」を履きたくてウズウズしていたという国井さん。彼もそのデザインと機能性のアップデートに驚きを隠せなかった
「発売情報が錯綜するなか、指をくわえて1年間ずっと待っていましたが、ついに『990v6』が発売となりました。発売が一年遅れたので、本当に待ちに待ったという感じです。今までの900番台は、変化というよりも進化だったので、そのモデルが好きなファンが次のモデルにスムーズに移行できるぐらい、ユーザーにマッチしたデザインや機能性でした。ただ、今回発売される『990v6』は歴代の『990』シリーズのなかでも、賛否が出るぐらいイノベイティブ寄りの進化を遂げた感じですね。
“FuelCell(フューエルセル)”を採用したソールの形状もそうですし、全体的なシルエットも変わりましたね。今までは“バージョン●●“という言葉がしっくりくるぐらいの進化の仕方でしたが、車で例えるならマイナーチェンジじゃなく、フルモデルチェンジに感じるぐらいだと思います。
最初のプロトタイプを見たときは、僕自身も“どうなんだろう”と思いましたが、発売に向けてどんどんブラッシュアップされて『990』シリーズになっていったので、自分の中では『990』のアイデンティティを感じるし、ソールが劇的に進化しているので、とにかく早く履きたいです」
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