2000年代の『
ちゃお』は、よりエンターテインメント性に拍車がかかり、華やかな連載が続いたが、その中でも『
姫ギャル パラダイス』が記憶に残っている読者は多いだろう。
2009年に連載開始した『姫ギャル パラダイス』は、地味な女子高生の立川姫子が「姫ギャル」の男子・美神とちおとめと出会い、“おしゃれ”を目指して奮闘していくストーリーだ。
とちおとめの輝くような美しさと、前向きな言葉の数々は、当時の読者たちに強く響き、その共感は令和の今もSNSで語り継がれている。
時代の先を行く『姫ギャル パラダイス』は、どのようにして生まれたのだろうか。今回は作者の和央 明先生に、当時のファッションやカルチャーとともに、作品にまつわる貴重な話を聞いた。
PROFILE|プロフィール
和央 明(わお あきら)
愛知県出身。 2005年、小学館の『ちゃおDX』春号にて掲載された「ハイカラ恋らんまん」でデビュー。以後、『ちゃお』で「姫ギャル♥パラダイス」「特攻サヤカ☆夜露死苦」などを連載。 2017年に女児を、2019年に男児を出産。現在、WEB『ちゃおプラス』にて毎週「ギャル漫画家がママになりました」を連載中
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斬新な設定で話題になった『姫ギャル パラダイス 』が生まれた背景