2021年に25周年を迎え、最近ではTikTokを筆頭にZ世代にも人気のPUFFY。5月13日は彼女たちのデビュー日であり、今年で27周年を迎える。
今年2月に発売されたマクドナルドの新商品「アジアのジューシー」のCMでは、西野七瀬と飯豊まりえがパロディ版「PUFFY」に扮した姿が話題になった。このCMに対する賛否両論はさておき、これを見て90年代の「PUFFYのファッション」を思い出した人も多いだろう。
PUFFYといえば、デニムにTシャツといったカジュアルなイメージが強い。
しかし、それだけではない。緻密に計算されたストリートファッションからなるスタイルがPUFFYにはあった。今回は改めて90年代のPUFFYの魅力に迫りたい。
90年代のPUFFYスタイル
大貫亜美と吉村由美で結成されたPUFFYは、1996年の5月に奥田民生プロデュースのシングル『アジアの純真』でデビューした。1996年は安室奈美恵からアムラーが流行し、小室哲哉がプロデュースしたアーティストのTKミュージックやユーロビート、小沢健二を筆頭とした「渋谷系」の音楽が若者の心を掴み、街中で流れていた時代だった。細分化されつつも、音楽業界が新たな盛り上がりをみせているなか、PUFFYは彗星の如く現れた。