繊維業界では、どの企業も「サステナブル」「SDGs」といった言葉を無視することができなくなってきた。それほどまでに環境負荷が高い業界であることが、徐々に認知されてきたからだ。だからこそ、業界各社はさまざまな取り組みをしていることをアピールしている。
しかし、その活動は業界全体の改善に向かっているのだろうか。個々の企業努力はたしかに重要だが、その連携も必要なのではないか。
今回、同社繊維原料部の山田大策さん、榊敏也さん、髙光貴帆さんに、商社ならではのサステナブルへの取り組みを伺った。
PROFILE|プロフィール
山田 大策
蝶理株式会社 繊維原料部長
1998年入社。
繊維原料部にて、ポリエステル・ナイロン糸を中心に国内/海外市場へ年間50,000t以上を販売。
PROFILE|プロフィール
榊 敏也
繊維原料部第1課長
2007年入社。
第1課にて、主にニット向け繊維の販売・開発を行う。
PROFILE|プロフィール
髙光 貴帆
繊維原料部第1課
2016年入社。
BLUE CHAIN®プロジェクトの推進を主に担当。
創業160年超とのことですが、これまでの歩みについて教えてください。
山田弊社は、1861年に京都で生糸問屋として創業しました。1961年には中国から友好商社として認められ、日中貿易を中心としたグローバル展開をしています。
現在は繊維事業、化学品事業、機械事業の3つを軸に、高付加価値商品をグローバルに展開する複合型専門商社として活動しています。