チャックテイラー。それは言わずもがな、往年のプロバスケット選手、チャールズ・H・テイラーが愛用した
コンバースの伝説的シューズだ。
今回は、チャックテイラー クロージングの立ち上げに携わり、現在はプロジェクトの主幹を担う岡本紘平さんに、ブランドをスタートした経緯や現在のラインナップについて詳しく話を伺った。
名作シューズのアパレルラインが生まれたワケ
そもそもチャックテイラーとはオールスターの通称だ。現在では、’60年代に見られる三ツ星のヒールラベルやアッパー部分補強のための当て布、サイドステッチが特徴的なヴィンテージモデルのオールスターをチャックテイラーと呼ぶ。そんな名シューズの名前を用いた経緯について、岡本さんはこう語る。
「ローンチの1年半ほど前からチーム内で試行錯誤を繰り返しましたが、目標は常にシンプルでした。追い求めたのは、“一番いいもの”を作ること。
市場のトレンドを細かく分析し、ブランドのアイデンティティを示すようなハイエンドデザインを模索するなかで辿り着いたのが、コンバースの立役者であり、ハイエンドモデルやヴィンテージの象徴とも言うべきチャックテイラーだったんです」