ターゲットが絞られてしまうにもかかわらず、小足専用の靴ブランドを展開する理由とは。FOREMOS marcoを展開している株式会社アルジェントの三上 琴代さんに話を聞いた。 PROFILE|プロフィール
三上 琴代(みかみ ことよ)
株式会社アルジェント PR
大学にてファッションアイテムの知識を学んだ後、靴販売、卸の会社へ就職、デザイナーとしての経験を積んだ後に2020年6月から株式会社アルジェントへジョイン。
PRとしてメディア対応だけでなく、InstagramのLIVE運営、店頭販売、SEOを使ったライティング業務も行う。
ペインを減らしゲインに転換
まずは、FOREMOS marcoの立ち上げの経緯について教えてください。
FOREMOS marcoを展開する株式会社アルジェントは、靴の名産地として知られる神戸の婦人靴メーカーとして約30年活動してきました。元々はブランドやセレクトショップからオーダーを受けて商品を生産するというビジネスモデルを長年続けてきたのですが、それだけでは“お客さまが求めている価値”を提供できなくなってきていると感じていました。誰かから聞いた商品や、どこかで見たことのある商品を作ることで、お客様は本当に満足しているのかと疑問に思ったからです。
そんなとき世間を見渡してみると、ものが溢れているはずなのに、小さいサイズの靴が少ないことに気づきました。小さいサイズはもちろん、足幅が狭かったり、細足だったり、足のサイズに関してお悩みを持つ女性が美しく綺麗に履ける洗練された靴がないのではないか。そ んな方に寄り添ったものづくりをしたい、という思いからブランドを立ち上げることになりました。