お気に入り閲覧履歴
/
NEW 新コンテンツ追加
会員限定コンテンツが追加されました!
会員登録すると、特集記事の閲覧や限定イベントにご参加いただけます。
会員限定記事
2020.01.27

【対談】HATRA 長見佳祐×デジタル・ヒューマン研究者 斉藤隼介、Vol.3「バーチャルファッションが問う、人間らしさと衣服」

リンクをコピーしました
※音声読み上げ機能はAI生成のため、
読み間違いが発生する場合があります。
アパレル向け3DCADツールCLOの活用、さらには普及支援で注目を集めるファッションブランドHATRAのデザイナーである長見佳祐氏、デジタル・ヒューマン研究者の斉藤隼介氏の対談記録。バーチャル技術の進展がファッションデザインに与える変化を議論したVol.1ファッションにおけるAIの受容とその影響に迫るVol.2に続く最終回は、バーチャルな体験が問い直す、ファッションの意味や役割へと議論が展開した。
PROFILE|プロフィール
長見 佳祐(Keisuke Nagami)/ HATRAデザイナー

1987年 広島生。2006年 渡仏、クチュール技術/立体裁断を学ぶ。2010年 HATRAを設立。「部屋」のような居心地を外に持ち出せる、ポータブルな空間としての衣服を提案する。現在では3Dクロスシミュレーションソフト「CLO」の応用を通し、新しい身体表現の在り方を模索している。
主な出展に「Future Beauty -日本ファッションの未来性-」「JAPANORAMA」など。2018年度 JFLF AWARD受賞、2019年度 Tokyo新人ファッションデザイナー大賞選出

PROFILE|プロフィール
斉藤 隼介 / デジタル・ヒューマン研究者

2013年早稲田大学応用物理学科卒業、2014年早稲田大学応用物理学専攻修士早期修了、2014年ペンシルバニア大学にて客員研究員として人体モデルリングの研究に従事、2015年より南カリフォルニア大学コンピュータサイエンス学科にて博士課程に在籍し、デジタル・ヒューマンのコモディティ化に関する研究に従事。またAdobe Research, Facebook Reality Labs, FAIRなどの企業研究所でのインターンを行い、AR/VRやAIの複合領域において横断的に研究を進めている。

(聞き手)
藤嶋 陽子 / ZOZO研究所 リサーチサイエンティスト(ファッション研究)

VTuberを鑑賞する、とはいかなる行為なのか?

今回は、VTuberがランウェイを歩くイベントFAVRICの盛り上がりから、アバターとその衣服についてから議論が始まった。
長見VTuberの動画をみていると、トラッキングが追いつかず演者と3Dモデルとの齟齬がよく見られます。初音ミクライブのような作りこまれた体験に比べて没入しづらいはずなのに、今、多く支持を集めているのは、むしろそのズレに本質があるからではないかと思うようになりました。キャラクターの人格を純粋に受け入れながらも、その向こう側の気配も無視はしない。その気配のズレを埋める想像力こそが替えがたい体験となっているように思えます。
斉藤それは視聴者の方ですか?それとも、演者の方?

この記事は会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
会員登録でできること
  • 会員限定記事の閲覧、
    音声読み上げ機能が利用可能
  • お気に入り保存、
    閲覧履歴表示が無制限
  • 会員限定のイベント参加
  • メールマガジン配信で
    最新情報をGET
この記事をシェアする
リンクをコピーしました
CONTACTお問い合わせフォーム
ご質問やご要望がございましたら、以下のフォームに詳細をご記入ください。
お問い合わせ項目必須