軽妙なトークと明るいキャラクターで多数のテレビ番組に出演する
脇阪寿一。19歳から始めたレーシングカートを機に、レーシングドライバーとしての道を歩み始め、現在は現役として走りつつも、レーシングチームの監督やプロデューサーとしても活躍する。そんな脇阪さんは、どのようにしてレーシングドライバーへの道を駆け上ったのか? さらに彼の身を護るレーシングスーツやドライビングシューズなどのテクノロジーについても語ってもらった。
“負けず嫌い”が上のカテゴリーへと駆け上る原動力に
19歳でレーシングカートを始め、レーシングドライバーへの第一歩を歩み始めた脇阪寿一。レーシングドライバーを目指したきっかけは何だったのか。「バイクで公道を走るのが楽しかったんですけど、父の友人のカート屋さんに“公道を走るのは危ないし、レース場にはもっと速いやつもおる。カートをやれ”と言われて、19歳でレーシングカートを始めました」
こうして公道からレースの世界に足を踏み入れた脇阪さん。そこからは徐々に頭角を現していく。
「最初の頃からそこそこのタイムで走れましたが、小さい頃からやっている選手にはやっぱり勝てない。それが悔しくて“絶対勝ってやる!”という思いだけでカート場に通い詰めるようになりました。レーシングドライバーを目指したきっかけといえば“この人に負けたくない、勝ちたい”という気持ちに尽きますね」