国内はもちろん海外でも愛されるその秘訣と靴下の深い魅力について、
株式会社ニット・ウィンの西口功人さんにお話を伺った。
3代続くファクトリーのオリジナルブランド
「1950年、私の祖父が始めた靴下の工場の名前は『西口靴下』といいます。2代目の現在の社長になってからは、1999年に株式会社ニット・ウィンという社名に変更しました。その後、私がオリジナルブランドを立ち上げる際に、もともとの原点である西口靴下の名前を使用したいと考え、NISHIGUCHI KUTSUSHITAというローマ字表記にしました。
当時から海外展開の考えがあったため、外国での発音が難しいというデメリットはありましたが、それでもNISHIGUCHI KUTSUSHITAという名前を使用したいと思い、ブランドが誕生しました」
アート的な側面と職人としての側面を併せ持つ
「OEM[1]を作る工場と しての仕事と、ブランドの仕事は半々ぐらいでやっています。このブランドの仕事が100%になってほしいとは思っていなくて、私たちがブランドをやるのはあくまでもアート的な側面だと考えています。そのアート的な側面とOEMの仕事のような職人としての側面を合わせてニット・ウィンという会社だと考えています。