この大学では、ファッションのデザインや製造技術だけでなく、マーケティング、販売、経営といったファッションビジネスにおける包括的な知識とスキルを身につけることができるほか、英語教育にも力を注ぎ、国際的なビジネス展開が可能な英語スキルを備えた人材の育成に力を入れている。
さらに、海外の企業との交流や海外でのインターンシップなど、国際的な経験を積む機会を豊富に提供。学生は実践的な経験を通じて多岐にわたるスキルを身につけることができる。
そこで今回は同大学の学部長である、永澤陽一教授にインタビューを実施。国際ファッション専門職大学が目指す未来について話を伺った。
PROFILE|プロフィール

永澤 陽一(Nagasawa Yoichi)
国際ファッション専門職大学
国際ファッション学部 ファッションクリエイション学科 学部長 教授
自身のブランド『YOICHI NAGASAWA』を東京コレクションで発表の後、長年にわたりパリコレクションに参加。「AEON」や「無印良品」「ニューバランス」など、多数の有名企業の衣料部門の総合プロデュースを歴任する他、「東京メトロ」など大手企業の制服も多数手がける。また金沢21世紀美術館をはじめ国内外で展覧会を開催するなど幅広い分野での実績を持つ。毎日ファッション大賞受賞。
新たなクリエイションを生み出す人材を育成
まず、国際ファッション専門職大学について教えてください。
本学は55年ぶりに国がつくった新しい大学制度によって生まれた、職業に直結した教育を行う専門職大学になります。ここでは、プロフェッショナルになるために必要な知識と理論、そして実践的なスキルを身につけることができます。主に、「『ファッションビジネス』の世界を学ぶ」「企業での臨地実習でビジネスを学ぶ」「世界で戦える国際的な人材を育成」という3つの特長があります。