Web3とウールを組み合わせて、アパレル環境問題の解決に取り組む日本発のブランド「
PIZZA DAY」をご存知だろうか。
2023年10月に初のコレクションをリリースし、その先進性やサステナブルな取り組みからさまざまなメディアに取り上げられ、注目を集めている。
Web3とは、ブロックチェーンの技術を利用して構築される分散型インターネットのことを指すが、なぜWeb3とウールによって環境問題の解決に繋がるのだろうか。また、具体的にそれらをどのように活用し、どのような未来を見据えているのか。
今回は、PIZZA DAYを運営する
株式会社Spicelink 代表取締役CEOの高田 基以さんに、ブランドの目的や背景、今後の展望を伺った。
PROFILE|プロフィール
高田 基以(たかだ もとい)
株式会社Spicelink 代表取締役CEO
名城大学 経営学部卒。電通名鉄コミュニケーションズ入社。2018年よりweb3スタートアップに参画。世界初のトークンエコノミー型グルメSNSシンクロライフの国内新規事業開発を牽引。2022年より自社事業に専念。得意領域は、広告マーケティング、クリエイティブ領域。
PIZZA DAYの目指すサーキュラーファッション
PIZZA DAYは、日本国内最大手の毛織物メーカーである「
ニッケ」と共同で製品開発を行っている。製品の特徴としては「服を将来的に回収し、肥料に変えて土に還元していく」というサーキュラーエコノミーの実現を目指している点にある。
具体的には、PIZZA DAYは受注生産モデルを採用しているため、製品は無駄なく生産することができ、その後、回収プログラムによって販売した服を回収した後に、肥料化し土へ還元する、という仕組み作りを目指している。