リアルタイムでの配信機能を用いたライブコマースは、Instagram上や専門プラットフォームのなかで盛り上がりを見せている。特にコロナ禍においては、店舗での接客の代替としても注目を集めた。
その一方で、ライブコマースは従来の店舗での接客とは異なるスキルが必要で、こういった専門性のある販売人材が求められる。また、ライブ後の購買導線の設計など、プラットフォーム設計の課題も大きい。こういった課題に対し、人材面、そして配信面でもライブ配信に特化した包括的な施策として登場したのが、ファッション・ビューティー業界でクライアントのニーズに応じて人材の紹介や派遣を20年以上続けてきた株式会社iDAと、インタラクティブ動画「Tig」を提供してきたパロニム株式会社だ。
今回、両社の強みを生かした「Tig LIVER」というライブ配信に特化したチームを結成、リアル店舗でのコミュニケーションに近いオンライン購買を提供する。またパッケージプランとして、ライブ配信に特化した販売員の派遣や分析のサポートなども行うという。
ますます注目が高まるライブコマースにて、求められる人材やサポートはどのようなものなのだろうか?また、ライブコマースは今後、どのように普及していくのだろうか?今回は株式会社iDA オンライン接客事業部の中村正樹さんと、パロニム株式会社 ドメスティック事業部の海老子秀人さんにそれぞれお話を伺った。