30年以上ドイツ製にこだわり靴作りを続ける「
trippen(トリッペン)」。日本でも有名シューズブランドで、伝統あるヨーロッパの靴産業、職人文化を絶やさぬようにとするスタンスを保っているブランドだ。そして、ブランドを立ち上げた1990年代、のサステナブルという言葉が一般的ではなかった時代から、リペアししながら長く履き続けられる靴作りに取り組んでいたという。
今回はtrippen日本総代理店の
株式会社金万 trippenバイヤーの斉藤いずみさんにブランドの歴史やフィロソフィー、そして長年愛されている定番アイテムなどについてお話を伺った。
ブランド名の由来はよちよち歩き
「1991年ドイツ、ベルリンで、靴職人のマイスター(特別技術資格者)で、医療用矯正靴などの製作にも携わっていたミヒャエル・エーラー氏と、靴や服のデザイナーとして活躍していたアンジェラ・シュピーツ氏の2人が小さなギャラリーからブランドをスタートさせました。trippen名前の由来は、“よちよち歩き”という意味で、中世ヨーロッパの貴婦人たちが靴が汚れないように靴の上から木の靴を履いて、歩く様子が、よちよち歩きだったこと、trippenが最初に発表した『履けない木のサンダル』のコレクションが、この木靴をイメージしていたことが語源になっています」
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