2021年、女性やLGBTQ+などのマイノリティにもWeb3/NFTアートの世界で活躍する場を広めたいという思いで起業した「World of Women」は、2022年3月に2,500万ドル(2月10日現在では約32億8,562万6,050円)の助成金によって、新たな基金活動をスタートさせた。
自社のNFT制作や販売にとどまらず、より多くの人をその世界に引き込む原動力はどこにあるのか。前回に引き続き、「World of Women」の創設メンバーの1人であるコミュニケーション・ディレクター、Adelina Mattera(アデリーナ・マッテラ)に、この業界の課題と未来の展望について聞いた。
NFTとメタバースに、女性と多様性をもたらすために
「World of Women Galaxy」発表と同時に、新たな基金活動を発足したと聞きました。
2022年3月、「The Sandbox」(ザ・サンドボックス/ メタバースでプレイするNFTゲームの運営会社)というパートナーによる2,500万ドルの助成金によって、「World of Women基金」(以下「WoW基金」)を発足しました。「WoW基金」にはいくつかの目的があり、ひとつはアーティストの支援と育成です。