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“Ambient Weaving Collection --環境と織物”現地レポート

ZOZO NEXT・東京大学・細尾による共同研究プロジェクトの作品展示イベント“Ambient Weaving Collection --環境と織物”が、2023年8月1日(火)から8月7日(月)までの7日間、東京・丸の内にあるツーリスト・コミュニケーション・センター「Have a Nice TOKYO!(以下、HaNT)」にて開催された。
過去の成果展示である“Ambient Weaving --環境と織物”から2作品と、R&Dのシーズのプロトタイプ群「Woven Prototypes」から6作品が一般初公開された今回の展示では、どのような反響があったのか。
また、開催初日の8月1日に行われたトークイベント「【TMIP×東京大学×ZOZO×細尾×三菱地所 連携企画】先端素材・デバイス×伝統工芸から考える産学/企業間共創」についても、一部レポートでお伝えしていく。

開場前には共同研究プロジェクト3者によるプレビュー会を実施

一般開場に先駆け、8月1日の10時から共同研究プロジェクト3者による関係者向けプレビュー会が行われた。株式会社 細尾 代表取締役社長の細尾 真孝氏、東京大学大学院情報学環 筧 康明教授、ZOZO NEXTより取締役COOの高橋 一馬氏が登壇し、共同研究プロジェクトの詳細がプレゼンテーション形式で説明された。
また、共同研究プロジェクトを代表し、ZOZO NEXTの中丸氏より、今回の展示会の概要や計8点の展示作品の概要や見どころなどについての紹介も行われた。
プレゼンテーションの後は会場にて、共同研究プロジェクトのスタッフからそれぞれの作品の詳細や開発背景について解説された。

外国人観光客の立ち寄る姿も

今回の展示会場となったHaNTは、国内外の旅行者に向けて東京と日本の魅力を発信する施設である。
東京駅のすぐ近くに位置し、駅構内とも繋がっているため、12時の開場後には多くの訪日外国人観光客も立ち寄っていた。彼らは興味津々な様子で英語で書かれた説明書を読みながら、作品の美しさを写真や動画に収めていた。
また、周囲はオフィス街ということもあり、お昼休みの時間帯にはビジネスパーソンが立ち寄る光景も。訪れた人々はそれぞれの作品にどんな印象を持ったのか、会場で拾った声を紹介する。
「取り組み自体がおもしろい」
「このプロジェクトのはじまりに興味がある」
「体験を通して伝統工芸を感じるのが楽しい」
「開発者の話を聞くと、さまざまな角度から作品を見ることができるのが興味深い」
「この織物たちがどのように生まれて、どのような仕組みを持っているのかを知ると、開催中に何度も見たくなった」
「これから来る方にはぜひ隅々まで展示を見て欲しいと思った」
なかでも、今回初公開となった織物のひとつである「WP002 <Optical Unveil>」は、入射光と鑑賞者の位置によって見え方が変化するという作品の特徴を体感してもらうために用意された照明ツールを多くの来場者が手に取り、それを通して見える織物の模様の変化に、たくさんの人が興味を持っている様子が伺えた。

さまざまな要素が組み合わさった3者の取り組み

8月1日18時からは、「【TMIP×東京大学×ZOZO×細尾×三菱地所 連携企画】先端素材・デバイス×伝統工芸から考える産学/企業間共創」が同じ会場内にて行われた。業界関係者だけでなく、アートやファッション、テキスタイル業界をはじめとする様々な分野の専門家や、プロジェクトに興味を持つ一般の方々も多く訪れた。
このイベントでは筧教授や細尾氏、開発に携わるZOZO NEXTの田島氏が、作品の制作過程や技術的な詳細、今後の展開についてトークを繰り広げた。モデレーターは同社の中丸氏が担当した。
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