あなたは普段、どのような手段で服を購入しているだろうか? ほとんどの人が「店に行くか」「ECサイトを訪問するか」の2択のはずだ。
今回は、ANREALAGEのデザイナー・森永邦彦氏とZOZO NEXTでXR/AI部のディレクターを務める玉村雄大に、“未来のショッピング体験”の概要と見どころについて話を聞いた。
PROFILE|プロフィール
森永 邦彦(もりなが くにひこ)
ANREALAGE デザイナー 2003年に「ANREALAGE」を設立し、2014年よりパリコレクションで発表を続ける。ANREALAGEとは、A REAL-日常、UN REAL-非日常、AGE-時代、を意味する。2019年、第37回毎日ファッション大賞を受賞。2021年ドバイ万博にて本館の公式ユニフォームを担当
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玉村 雄大(たまむら ゆうだい)
株式会社ZOZO NEXT MATRIX本部 XR/AI Dept ディレクター IT系メガベンチャーにてゲーム関 連の映像制作や3DCG分野の業務に従事したあと、2020年にZOZOテクノロジーズ(現ZOZO NEXT)に入社。2023年5月より現職。XR/AI部にて主にデジタルファッション領域のプロジェクトを推進
“未来のショッピング体験”の正体とは まずは、“未来のショッピング体験”の概要について教えてください。 玉村 私たちは、Apple Vision Proを使ったANREALAGEの受注会を行うことで、新たな購買体験を提供します。
Apple Vision Proは、デジタルと現実世界をシームレスにつなぐ「空間コンピューティング」のデバイスとして2024年2月にアメリカで発売され、同年6月に日本上陸を果たしました。受注会ではこのデバイスを用いて、ANREALAGEの2025年春夏コレクションを予約注文したり、9月にパリで開催されたコレクションの動画を見たりすることができます。