初代モデルが1993年に登場して以来、世界中のランナーから愛され続けている
アシックスの「GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)」。長時間走行時のスムーズな足運びをサポートする機能性や、足元のグラつきを抑える安定性をハイレベルで備え、多くのランナーをフルマラソン完走へと導いてきた。
近年は、そのアーカイブモデルがファッションシーンにおいても高い人気を誇り、存在感を示している。シリーズ30周年を迎えた一昨年、大きなモデルチェンジを図った「ゲルカヤノ」。最新作「
ゲルカヤノ32」はどのようなシューズに進化したのだろうか。
アシックスを代表するロングセラーモデルの最新作。「ゲルカヤノ32」22,000円(税込)安定性と快適性を両立する「4D GUIDANCE SYSTEM」
アシックスには「ゲルニンバス」シリーズというクッション性に重きを置いたモデルがあるが、「ゲルカヤノ」シリーズはスタビリティ、つまり安定性にフォーカスしたシューズとなる。 高いクッション性に優れたシューズは着地衝撃を和らげてくれる一方で、スタイビリティに優れたシューズは着地時のブレやグラつきが少なく、オーバープロネーションを抑制してくれる。
オーバープロネーションとは、着地時に踵が過度に内側に倒れ込むランニング挙動のこと。長時間、長距離のランニングをしていると、疲労とともにプロネーションが強くなり、着地が不安定になっていく。すると、脚の筋肉や膝などの関節にかかる負担が大きくなる。脚力が不十分で、フォームが安定していないビギナーランナーの場合、とくにその傾向が強くなる。安定性に優れた「ゲルカヤノ」は、ビギナーランナーが安心して足を任せることができるというわけだ。