同プリンターは、顔料インクを独自開発し、水の使用量を限りなくゼロまで削減した生地印刷により、ファッション業界の課題であった、柄や模様を印刷する捺染時における水質汚染の課題に貢献するとしている。
また、従来のように豊富な水資源を必要としないため、プリンターの設置場所を選ばないことで、物流コストや在庫の削減にも寄与するという。
そこで今回、同社の経営推進本部IDP事業開発部で「FOREARTH」の開発に携わった向井健一さんと谷口昌さんに、製品の開発経緯、その特徴や強み、今後の展開などについて伺った。
「FOREARTH」開発の背景と特徴
「FOREARTH」の開発は、2020年から同社の新規事業としてスタートした。自社で保有するさまざまな技術を融合させることで、社会課題の解決につながる製品開発を目指した。そのなかで、同社の強みである「インクジェットヘッド開発技術」と「インク・機器開発技術」を掛け合わせることに着目し、新たなインクジェット捺染プリンターの開発を進めることとなった。
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