ショップで初めて見たとき、さりげなく山でも街でもかぶるのによさそうな帽子だというのが第一印象で、まさか遮熱構造を備えた画期的なハットだとは思わなかった。もっとも、ひっくり返して裏側を見れば「これは何らかの機能があるぞ」と誰もがピンとくるだろう。一言で表現すれば猛暑や残暑の時期に頼りになる、涼しい帽子だ。
thermo shield hat 7,700円(税込)ブラック、グレー、ベージュの3色 各M・Lの2サイズ太陽光の熱線を遮り、反射する遮熱構造が涼しさの決め手
人はなぜ帽子をかぶるのか。寒い時期は保温が大きな目的になる。では暑い時期に帽子をかぶる理由は? アウトドアブランドで帽子作りを手がける長竹さんは、目的に応じた製品を世に送り出すべく、「帽子をかぶる理由」を常に考えている。「帽子のツバが頭のまわりを一周しているハットにせよ、前面にだけツバがあるキャップにせよ、アウトドアで帽子をかぶると小枝や虫などの障害物を避ける役に立ちますよね。それ以外にも、夏場に帽子をかぶるのは単に『日に焼けないため』と考える人が多い。『サーモシールドハット』は紫外線遮断率98%以上(UPF+50)で日焼け予防に役立ちますが、機能はそれだけではありません。