肉厚なミッドソールによる独特な厚底デザインに、タウンユースでもいかんなく発揮される軽さや防水・透湿性による快適性など、ここ数年でファッションシーンにもすっかり浸透したトレイルランニングシューズ。今ではセレクトショップのフットウェアコーナーで目にする機会も増えたこのカテゴリーに、先日新たなニュースが舞い込んだ。
「MTL MQM 1TRL」は、まるで3つの異なるタイプのシューズを融合したような機能を持ち合わせたマルチマウンテンシューズ。高度なグリップ力と高水準のフィット感による快適性を両立しており、街履きでもその機能をあますことなく発揮する。はじめて製品のサンプルが上がってきたとき、山岳ガイドに見てもらったところ「これは私たちのためのシューズだね」という感想をいただいたのが印象的だったと、田中氏この製品にはどのようなテクノロジーが採用され、 私たちの足元にどのようなメリットをもたらすのか。そして、市場にはすでに多くのトレイルランニングシューズが展開されるなか、なぜこの「MTL MQM 1TRL」は多くの視線を集めることになったのか。国内で「メレル」を展開する丸紅フットウェアのマーケティング部・田中祐介さんに話を聞いた。
メレルの核となる組織「MTL」が、トレイルランニングに焦点を当てる理由
「ご存知の通り、約3年に及ぶコロナ禍を経て、アウトドアアクティビティやハイキングの人口が世界的に増加しました。なかでも著しいのが、トレイルランニングのランナー人口の増加です。特にヨーロッパでのトレイルランニング関連製品の売り上げは目を見張るものがあり、毎年2ケタ成長で伸びているカテゴリーです。この記事は会員限定です。
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