「軽さ」は登山用のウエアやギアが持つ、もっとも重要な機能のひとつだ。
軽ければ軽いほど、ベースウェイト(登山開始時の、消耗品を除いたバックパックの総重量)を下げることができるし、体の負担も軽減できる。ゆえにプロの登山家は、1gでも軽いウエアやギアを探す。
こと重くなりがちなシェルに関しては、さまざまなブランドが試行錯誤し、軽量性を追求してきた。
平均重量はわずか約136g。他のものにたとえるなら、単一乾電池程度。一般的な大きさのバナナより軽い。それでいてストレッチがきいていて動きやすく、吸水速乾性など機能性もばっちりだ。極めつきに、9,900円(税込)という価格も実現している。
PR担当の宝迫さんとともに、“ブランド史上最軽量ソフトシェル”の秘密を探ろう。
PROFILE|プロフィール
宝迫 哲史(ほ うさこ てつし)
株式会社モンベル広報部
店舗スタッフを務めたあと、広報部に異動。好きなアクティビティは登山とクライミング。休日は岩場でクライミングを楽しんでいる。
ベースは現在廃盤の軽量シェル
「ウルトラライトシェルパーカ」はどのように誕生したのだろう?「このパーカのベースとなったのは、2016年に発売し、現在は廃盤になっているウルトラライトシェルジャケットです。
モンベルのソフトシェルカテゴリーに、ライトシェルという定番シリーズがあります。このシリーズでは、防風性のあるナイロン素材にメッシュの裏地をつけることで、保温性や蒸れにくさをプラスしたシェルをラインナップしています」