ランニングシューズやバスケットボールシューズには搭載されることが多いナイキのズームエア。過去にサッカースパイクに搭載されたこともあるが、それは他のカテゴリー用に作られたものを流用したもの。「NIKE MERCURIAL(ナイキ マーキュリアル)」の最新モデルは、初めてサッカー用に開発されたズームエアバッグを搭載。従来モデル以上の推進力やエネルギーリターンが得られるという。今年のサッカーW杯でも、着用選手が活躍するだろう最新スパイクに詰まったテクノロジーに迫る。
初代「マーキュリアル」が誕生したのは1998年。“怪物”の異名を持つブラジルのロナウド選手が着用し、その圧倒的なスピードと創造性あふれるプレーとともに、世界中から注目されることになった。
マーキュリアルはスピードを探求し続けているシリーズ
「来年25周年を迎える『マーキュリアル』は、プレーヤーを速くするというシンプルで大きな問題に取り組み続けているサッカースパイクです。アスリートの声を聞きながらイノベーションを追求し、陸上用シューズやバスケットボールシューズなどからもインスピレーションを得ながら、アップデートを続けてきました」と、フットボール フットウェア担当のナイキ シニア・プロダクト・ディレクターのコリン・エダー氏は言う。