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2023.05.23

リカバリーシューズのパイオニア「OOFOS®(ウーフォス)」オリジナル素材「OOfoam™(ウーフォーム)」の驚くべき履き心地!

最近、リカバリーシューズという言葉をよく耳にするようになったと思う。アフタースポーツに、足や膝への負担をリカバリーするために使用される靴のことで、この分野のパイオニア的な存在である「OOFOS®(ウーフォス)」について、日本代理店であるアルコインターナショナル株式会社のマーケティング部プレス担当、川島クリスティーナさんにお話を伺った。

リカバリーシューズという概念からつくり出す

最初にブランドの成り立ちとリカバリーシューズについて伺った。
「OOFOS®は、2011年にアメリカのマサチューセッツ州コハセットで創業されました。スポーツ選手やトレーナー、大手シューズメーカーの製品開発に携わるベテランチームにより、2年半の歳月をかけ開発されたリカバリーシューズブランドです。
OOFOS®は、スポーツ中に膝や足に受けた衝撃を吸収し、回復を促進するためのシューズというコンセプトが存在しなかったことがきっかけで誕生しました。実際、リカバリーシューズという概念を取り入れたのは、OOFOS®であるといわれています」

オリジナル素材「OOfoam™(ウーフォーム)」の衝撃吸収力と驚くべき履き心地

OOFOS®を語るうえで、独自開発素材の「OOfoam™(ウーフォーム)」について知っておく必要がある。引き続き詳しくお話を伺った。
「OOfoam™はOOFOS®が独自に開発したリカバリーシューズに適した素材です。この素材は、従来のフットウエアに比べて、着地による足裏への衝撃を37%多く軽減することができ、膝や腰、背中にかかる負担を減らすことができます」
OOfoam™の衝撃吸収力を図解したもの
OOfoam™の衝撃吸収力を図解したもの

素材だけではないリカバリーの秘密はフォルムにもあった

OOfoam™の素材の凄さと合わせてそのフォルムにも注目してみよう。OOFOS®のアイテムのソールの内側にもその秘密があるようだ。
「フットベッドと呼ばれる人間工学に基づいて設計された仕様により、足を優しく包み込み、しっかりと土踏まずをサポートする構造になっています。
ソールの内側には網目が入っており、そこに正しく足を収めることによって回復力が発揮されます。この設計により、膝や足首、その他の関節への負担が軽減され、リカバリーだけでなく、普段遣いにおける足のケアにも効果的です。さらに、ソール外側の中央部分が膨らんでいるフォルムは、足を自然に前進させるためのサポートに適した形状をしています」
フットベッドによる関節などへの衝撃軽減を図解したもの
フットベッドによる関節などへの衝撃軽減を図解したもの

OOFOS®を代表する2アイテム

ここからはOOFOS®を代表的な2アイテムを紹介してもらおう。
「最初に紹介するのは、トングタイプの『OOriginal(ウーオリジナル)』」というモデルです。
この形は、従来のものだと鼻緒が指の間に当たって痛いという問題があるのですが、このOOriginalは OOfoam™をパーツにも使用しているため、痛みが出にくい構造になっています」
「続いてご紹介するのは、『OOahh(ウーアー)』というスライドタイプのサンダルです。
こちらも、足の甲を覆う部分とソールが一体化されたアイテムで、靴下のままでも履けるモデルです。基本的には室外履きを想定していますが、お家の中でも使われる方も多いです。仕事で一日中立ちっぱなしという人は、自宅で着用してリカバリーされているようです」
「カラー展開はBlack、Slate(グレー系)、が定番色で、シーズン色のMars Red(赤系)、Sage(緑系)、Nomad(ベージュ系)などがあります。他にレディースサイズのみの色があったり、リミテッドと称して柄が入ったものがあったりと毎シーズンさまざまなカラーがリリースされています」

全米足病医学協会の認定をOOFOS®の全商品で取得

ここまで素材、仕様、ラインナップを見てきたが、ここからはこの高機能なアイテムを裏付ける出来事のお話をしていただいた。
「アメリカには足の専門医がいるのですが、『全米足病医学協会』(以下APMA)の認定をOOFOS®は全商品で取得しています。このAPMAの認可プログラムは、足の健康に有益であり一定の効果が認められ、足病医(ポドロジスト)による審査を通過した製品のみに与えられる認証です。実際にOOFOS®のシューズは医療現場などでも履かれているという話もあります」
APMA認定のロゴ
APMA認定のロゴ

OOFOS®を取り巻く環境

プロスポーツ選手やアスリートに限定されず、スポーツをするすべての人のアフタースポーツのリカバリーを目的に立ち上がったOOFOS®。日本で本格的に商品展開がはじまった2018年と今では、ブランドを取り巻く環境も変わったであろう。
「アメリカや日本も含め、スポーツをした直後は靴をすぐに脱ぎたいと思うんですね、そうしたときにOOFOS®に履き替えて家に帰る、というように使うのがスタンダードだと思うのですが、最近はファッションアイテムとして選ばれることもとても多く、少し入手困難な状態が続いています。
素材や使うシーンの特性上、アスリートの方々が最初に履き始めたのですが、器の広いブランドなので本来はどんな方にも履いていただきたいと思っています」
アメリカ人が驚いた時にいうOO(ウー)という表現。その名の通り、日本でも「おおっ」と声を出してしまうほどの履き心地が味わえる。
ブランドのテーマ「Feel the OO (フィール ザ ウー)」とはまさにピッタリなフレーズだと思う。すべて計算されて作られているフォルムとオリジナル素材をぜひ、実際に履いて体感してほしい。
PROFILE|プロフィール
川島 クリスティーナ(かわしま くりすてぃーな)

アルコインターナショナル株式会社
マーケティング部プレス担当

アパレル/ジュエリーブランド、またアミューズメントパークでのVMD業務を経て、2021年にアルコインターナショナルへ入社。大阪本社にて店舗開発などを経験し、2022年7月からプレス業務に従事。現在に至る。

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