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2023.06.06

素材軸から考える新しいリサイクルのあり方:RePEaT

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繊維業界では、「繊維to繊維」リサイクルへの取り組みが注目を集めている。限りある資源を有効活用し、いかに環境汚染を抑えるのかが、課題としてあるからだ。
だが繊維といっても、そこには天然繊維もあれば化学繊維もある。当然着色されており、複数の素材が混ざっていることも多い。リサイクルにおいては、染料も含む異素材を取り除く技術が必要になる。
たとえば、それはポリエステルひとつとっても同じだった。着色されていないポリエステル100%ならばリサイクルすることはできるが、着色されており、複数の素材が混ざっている場合は、熱利用する「サーマルリカバリー」や、別の製品原料とする「マテリアルリサイクル」といった方法を取るのが一般的だ。
こうした中、廃棄された繊維製品を再び繊維原料へ化学分解することにより、「繊維to繊維」のリサイクルができる「ケミカルリサイクル」という画期的な方法を用いてその問題点を克服すべく、繊維、エンジニア、商社機能のスペシャリストが集結して新たに設立された会社がある。
それが、合弁会社として設立された株式会社RePEaT(リピート)だ。同社は、ポリエステル製品からポリエステルをケミカルリサイクルする独自の技術を有しており、この技術のライセンス提供や、リサイクル原料となる使用済みポリエステル製品回収に関するコンサルティング業務を通じ、いわゆる素材軸でのエコシステムを提案している。
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