「紫 外線は肌に良くない」と、知っている人は多いだろう。紫外線はしみやそばかすの原因になるほか、肌の弾力低下などを招くこともある。なかには、日光にあたることで皮膚に発疹やかゆみが生じる日光アレルギーの方もいる。
今回は、同社で取締役を務める辻本奈未さんに、素材や商品のこだわりについて話を伺った。
必要とされるお客様に、満足していただける品質のものを
「完全遮光日傘」に使われているのは独自に開発した4層構造の生地。紫外線カット率100%を実現できている理由を教えてください。
傘の内側に使用している、黒のポリウレタンがポイントです。最近は、日傘の裏側にこの素材を使うことが半ば標準化しつつあります。どれも同じように見える黒のポリウレタンですが、裏面の製法には「コーティング」と「フィルムラミネート」があり、大きく特徴が異なります。
簡単に言えば、コーティングは「塗る」、フィルムラミネートは「フィルムを貼る」です。コーティングは、塗りムラが出るので穴が開いてしまうんです。また、使っていくうちに黒いコーティングがポロポロと剥がれ落ちてきます。