軽量で簡単に着用でき、背筋の使用率を38%以上も軽減できるうえに、競合製品の約半額の9,800円というワークマンならではの低価格が話題となった。
そして「アシストパワースーツ」と一緒に発表されたのが、「
ペルチェベスト」である。
「ペルチェベスト」は「冷暖房服」と銘打たれている。一昔前の映画や漫画ならば、「未来の服」として登場してもおかしくないアイテムが、すでに一般に市販されているのである。しかも、19,800円という現実的な価格で。
今回は「ペルチェベスト」の開発に携わった株式会社ワークマン製品開発第1部マネージャー土井健太郎さんに、ワークマンの公式アンバサダーである山田耕史が開発についてのエピソードを伺った。
山田耕史(以下、山田)「快適ワーク研究所」は、そもそもどういった経緯で設立されたのですか?
土井健太郎(以下、土井)ワークの現場の高齢化が一番の理由です。今後の日本は、ますます労働人口が減少していくうえに、昨今の円安で外国人技能実習生の大量帰国も問題になっています。