例えば、三宅一生は活動の最初期である1971年に「タトゥー」と題されたボディスーツを発表しているし、1989SSにMartin Margielaがトロンプルイユのテーマのもとに提示したシアートップスや、Jean Paul Gaultierの1994SSコレクション「Les Tatouages」も有名であろう。
その後、ドン・エド・ハーディーとクリスチャン・オードジェーによるEd Hardyや、COMME des GARCONS HOMME PLUSの2015AWコレクションにおけるJK5(ジョゼフ・アリ・アロイ)との協働といったタトゥーアーティストとファッションブランドの蜜月が重ねられ、現代日本のわれわれもGAKKINやTAPPEIらの影にその歴史を見ることができる。
あるいは、これら系譜の合流点としてさしあたり、2021AWのsacai x Jean Paul Gaultierで発表された、Dr.Wooのグラフィックによるセカンドスキンをプロットしてみてもいいかもしれない。