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雨の日の快適性とデザインを追求!「アメトハレ」の自転車用レインポンチョの魅力
最近、雨の日に傘を差して自転車に乗る人をあまり見かけなくなった。道路交通法の改正により、そうした行為が「危険な運転」と見なされるようになったのが一因のようだ。さらに、2026年4月からは自転車の違反にも青切符が適用されるため、今後は傘を差しながら運転する姿はますます減っていくだろう。それに伴い、自転車用のレインウエアに対するニーズはますます高まっていくと予想される。
今回、同社営業部の菅野吉洋さんと広報の高橋和子さんに、「アメトハレ」のものづくりに対する考えと、商品開発の際の素材とデザインへのこだわりを伺った。
PROFILE
菅野 吉洋(すがの よしひろ)
株式会社カジメイク 営業3部EC課 次長
PROFILE
高橋 和子(たかはし かずこ)
株式会社カジメイク 管理本部 広報室
富山県の環境に合わせたものづくり

株式会社カジメイクは、1925年に富山県高岡市で創業した老舗だ。和傘の製造販売から始まり、現在はレインウエア全般を手掛けている。
「創業地の富山県は、年間を通じて降水量が非常に多い地域として知られています。長年、北陸の暮らしに寄り添い、雨と共に生きる日本の暮らしを支えてきました」(高橋)
雨の日の不便さを深く知るからこそ、より広く商品を届けるためにECサイト「アメトハレ」の展開に至った。その強みは、商品を自社開発している点にある。
「これまで培ってきた経験や知恵が製品開発に生かされています。単なる流行を追うのではなく、長く愛用していただける高品質でシンプルなデザインを追求しています。
また、お客様の手に届きやすい価格で、本当に良いものを提供するという信念を掲げています」(高橋)
徹底したこだわりを持つフィルム素材
そこで注目したいのが、「アメトハレ」の人気商品である自転車専用のレインウエアだ。2015年に改正道路交通法が施行され、自転車の危険行為に対する取り締まりが強化された。これを受けて、ユーザーからは自転車用のレインウエアが欲しいという声が上がったという。では、同社の強みはどのように反映されているのだろうか。
「レインウエアを開発するにあたり、商品のモデルに応じて、特色ある素材を採用しました。その1つが、『NEO 2 LAYER』(ネオツーレイヤー)というものです。
これまでは透湿性を持たせるために、ポリウレタン樹脂(PU)のコーティングが使われていましたが、加水分解や経年劣化というデメリットがありました。ですが、近年、熱可塑性ポリウレタン(TPU)を使用したラミネート素材の低コスト化が実現できたので、『TPU10000ラミネート』を採用しました」(菅野)

技術の進歩によって、新たな素材の選定が可能になった。その効果の高さは折り紙付きだという。
「耐水圧10,000mmという性能を誇り、生地の上に10mの水柱を立てても水が染み込みません。その上で透湿度5,000gという、1㎡あたり24時間で生地内部の水分を5,000g排出できる機能を持っています。
さらに、ミクロな凹凸をフィルム表面に加工することで、肌へのベタつき感も抑えることができました」(菅野)

これだけの性能を持つ素材なら、どのような天候でも快適に対応できそうだが、「アメトハレ」の技術革新は留まることを知らない。この「NEO 2 LAYER」よりもさらに機能性を高めた「スゴ楽3レイヤー」の開発にも着手している。
「ゴアテックスに代表されるようなアウトドア用途に特化した高機能性素材を、より安価に製造できる技術が確立され、日常使いのレインウエアに採用することができました。
しかも、ストレッチ性を加えることに成功し、素材の内側にトリコット生地を付けることで、着用時のベタつきを軽減し、着心地も向上させています。
特に『NEO 2 LAYER』よりも透湿性を高めたTPUラミネートを使用することで、衣服内部の湿気や汗の水蒸気を効率よく外に排出し、快適さを保つことができます」(菅野)

より洗練されたデザインに
お話を伺っていると、素材の機能性の高さは申し分ないと感じるが、デザイン面ではどうだろうか。今回は、人気商品の「サイクルモードハイポンチョEX」を取り上げよう。最初に気づくのは、通常の雨合羽とは違い、高級感のある印象を受けることだ。「雨が上がった後も着用しやすいように、薄くて軽い素材を選んでいます。また、光沢を抑えたマットな質感に仕上げ、街にも馴染みやすいアースカラーを採用しました」(高橋)

雨合羽というと、透明なビニール生地で、シャカシャカしたイメージがあるが、それを払拭するための工夫が随所に盛り込まれている。たとえば、ベルトループが付いてるのは驚きだろう。雨が上がった後に、コートのように着用してほしいという思いから採用したようだ。

おしゃれを追求して、肝心の自転車を漕いでいるときの快適性が損なわれては困るが、もちろん、ここにも徹底したこだわりがある。
「皆さん、膝や足元のぬれを気にされます。そこで裾にスナップボタンを付けることで、パタつきを軽減できるようにしました。また、ダブルファスナーを採用しているので、ぺダルが漕ぎにくいときなど足元のほうからも調整していただけます。

独自開発したガイドレールに連結するフードがありますので、首を左右に振っても視界が妨げられることはないですし、バイザーを付けることで、メガネをかけている人は視界がクリアになり、女性ならメイク崩れが軽減できます」(高橋)

より快適な日常に寄り添うために
レインウエアはファッションアイテムの側面を持ちながら、どんどん高機能化している。だが、何でもかんでも機能を追求すればいいというわけではないようだ。「より良い生地を使えば性能は上がりますが、価格も上がってしまいます。価格とのバランスを見ながらどんな機能を選択するかが重要です。多機能だけど着心地が悪かったり、高価格すぎて手に取ってもらえなかったりしては本末転倒ですからね。お客様の要望や市場の動向に合わせた商品開発をしています」(菅野)

価格に対して絶対に譲れない機能は何かといった見極めが非常に重要になってくるという。今後は、どういった商品開発を予定しているのだろうか。
「『アメトハレ』というブランド名ですので、雨の日だけでなく晴れの日にも特化した商品開発を考えています。たとえば日差し対策ですね。UV対策をしたウインドブレーカーの販売を開始したところで、手探りしながら展開していきたいと思っています。
他にも屋外イベントやスポーツ観戦に適したような、おしゃれと携帯性を両立した商品なども考えています」(高橋)
ホームページを覗いてみると、魅力的な商品で溢れており、これがレインウエアなのかと驚くだろう。実際、自転車用に特化したレインウエアは実店舗で見かけることが少ない。だからこそ、これまで納得のいくアイテムに出会えなかった人は、ぜひとも「アメトハレ」をチェックしてほしい。













