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バレエダンサーの髪トラブルから生まれた「オーロラシャンプー」:正しいヘアケアで健やかな頭皮へ
華やかな舞台の裏で、髪にトラブルを持つバレエダンサーは多いという。
そんな悩みから生まれた「オーロラシャンプー」の評判が口コミで広がり、バレエダンサーのみならず、頭皮に悩みを持つ人からも支持を集めている。
オーロラシャンプーの特徴や正しいヘアケア術について、毛髪診断士®、および毛髪技能士の資格を持つ、バレエジャポンの赤上裕之さんに話を伺った。
PROFILE
赤上 裕之(あかがみ ひろゆき)
株式会社シーズ バレエジャポン・コスメ事業部 ディレクター
内閣府認定(公社)日本毛髪科学協会 毛髪診断士®、国際毛髪皮膚科学研究所 毛髪技能士。ダンサーのコンディショニングをサポートするブランド「バレエジャポン」にて、コスメ部門の商品企画・開発を担当。毛髪、ヘアケアに関する専門的な知識を基に、日々多くのカウンセリングも行う。
薄毛や髪の成長に悩むバレエダンサー
オーロラシャンプーが生まれた経緯を教えてください。
元々「バレエジャポン」は、バレエダンサーのコンディショニングサポートを目的に2012年に設立されました。バレエの発祥と言われるフランスやロシアでは、バレエの指導は国家資格などを持つプロフェッショナルがレッスンを担当します。一方、日本にはバレエ指導における免許はありません。
バレエのゴールデンエイジは3歳から8歳と言われていますので、幼少期から無理な体の使い方や間違ったダイエット法を行っている場合も多いんです。そこで我々は「セーフダンスアソシエーション」という協会を作り、バレエ指導者に向けたコンディショニングや、体と心の専門家による指導などを行ってきました。
その中で顕在化してきたのが、バレエダンサーの頭皮トラブルです。
どのようなトラブルが多いのでしょう。
バレエでは、体や表情を美しく見せるため「シニヨン」というヘアスタイルにするのが一般的です。後頭部やサイドをきつく束ねたアップスタイルで、頭皮に糊付けするようにジェルやワックスでしっかりと固めます。
この髪型は舞台だけでなく、通常のレッスンや移動時でも同じです。子どもの頃から髪と頭皮に物理的な負荷をかけ続けていることにより、髪が抜け、血行不良により髪の成長に影響を与える「索引性脱毛症」を引き起こしている人も多く、なかには10代からこのような症状に悩まされている子もいます。
生え際が気になったとしても、舞台に立つためには髪型を変えることはできない。このような深刻な状況に対して、髪と頭皮の土台となる「根本的なヘアケア」と「バレリーナにふさわしい美しい健康な頭皮と髪」を実現するために、スカルプケア専門の事業がスタートしました。
水の質にこだわった「オーロラシャンプー」
「根本的なヘアケア」とはどのようなことでしょう。
まずシャンプーは、ただの洗浄剤だと思われがちです。特にバレエダンサーは整髪剤で髪型を固定しますから、汚れ落ちを重視する方が非常に多い。ところが石油由来の合成界面活性剤を使用した石油系シャンプーは、洗浄力が強すぎて、肌トラブルを起こしやすいんです。一方で髪と頭皮にやさしいのがアミノ酸系の洗浄成分を配合した、アミノ酸系シャンプーです。ただし、洗浄力が弱いというのが難点でした。
そこで着目したのが水です。基礎化粧品においては、水が化粧品の質を左右すると言われています。オーロラシャンプーは、ミネラルが豊富でpHバランスの優れた鹿児島県霧島市のシラス台地の天然水を使用し、さらに特殊な方法で溶岩石を水に溶かし、イオン化する「ロックウォーター」と呼ばれる技術を採用しました。水の質を高めたことにより、毛根の汚れまでしっかりと落とし、栄養を届けることが可能になりました。実際にマイクロスコープで見ても、頭皮の汚れがしっかりと落ちていることが確認できています。
栄養成分をしっかりと届けられる、整った地肌を作る。これが根本的なヘアケアです。

「美しい健康な頭皮と髪」については、どのようなアプローチをされていますか?
私たちの髪は、毛乳頭が毛細血管から髪の毛の成長に必要な栄養素を吸収し、毛母細胞に送り込むことで作られています。スカルプケアでは、この髪の成長に必要な栄養素を頭皮に届けることも大切です。そこで私たちは「自然の力で環境を整える」をテーマに、エコサート認証[1]を取得した厳選オーガニック原料を使用しています。
キー成分は何でしょうか?
ひとつはフルボ酸エキスです。土壌の中に存在する有機酸ですが、ミネラル・アミノ酸・ビタミン・酵素がバランスよく配合されています。弊社のフルボ酸は太古の時代に海底で作られた土壌の成分から、海洋深層水と天然水を使い、約2年の歳月をかけて特許製法で抽出しています。もうひとつがミノキシジル誘導体です。育毛剤などでお馴染みの成分ですが、副作用の症例も多く報告されています。そこで副作用が少なく、浸透力が高いミノキシジル誘導体を配合することにしました。
実際に使ってみましたが、オイルのような滑らかさを感じます。
それはフルボ酸の保湿効果だと思います。弊社のものに限らず、きちんと頭皮に適したシャンプーを使って正しいヘアケアをすれば、地肌が整って、頭皮が必要な油分と保湿の調整を行ってくれるようになるので、髪は自然と艶やかになります。頭皮の健康を守るためには毎日の正しいケアが重要
説明書に書かれているように、頭皮が健康になるまで10日ほどかかるのでしょうか?
オーロラシャンプーを初めて使われたお客様で多いのが「泡立たない」「すっきりしない」という声です。これは長年、間違ったヘアケアをしてきたため、頭皮に脂などで膜ができているからです。実は頭皮には顔の2倍もの皮脂腺があります。では、なぜ気にならないかというと、髪がその脂を吸着しているからなんです。つまり天然の保湿剤の役割も果たしているのですが、一方で放置をしていると、酸化して、常在菌の餌になり、頭皮の菌が増えて、地肌の違和感や痒みの元になります。
これを一度リセットしないと、アミノ酸系シャンプーは特に泡立ちません。そこでまずは10日を目安に使っていただきたいとお願いしています。10日かけて膜がリセットされれば、泡立ちは良くなります。

自分の地肌のチェックにもなりそうですね。ほかに間違えがちなヘアケアはありますか?
脂は酸化しますから、毎日シャンプーをして、毛穴に詰まった脂をしっかりと取ってください。そして洗髪ですが、予洗いが短い方がとても多いんですね。1〜2分ほど、お湯でしっかり頭皮を温めて、脂を柔らかくすることが大切です。
長年脂が溜まっている方や、頭皮環境が良くない方の地肌は、毛穴が脂で詰まっていて、その上をシャンプーでこすっているような状態です。なので、シャンプーを馴染ませたら、毛穴から脂を揉み出すように洗いましょう。慣れないうちは痛いのですが、しっかりと揉み出さないと脂が取れません。実際、毛髪診断士®や毛髪技能士のセミナー、高い技術を持った認定育毛サロンでは、この揉み出し洗いを導入しています。

最後にトリートメントですが、頭皮から5cmまでの髪の毛は天然のトリートメントと呼ばれています。なので、健康な髪には本来トリートメントはいりません。ただ毛先が傷んでいて、水分を蓄える力がないときは、地肌につかないように毛先だけにトリートメントをつけるといいでしょう。
また昨年、弊社では頭皮用美容液と育毛剤を発売しましたが、スカルプケア剤を使うときは、ドライヤーで髪や地肌を乾かしてから使うのがおすすめです。というのも、溶剤は容器に入っているときが一番品質が安定している状態で、頭皮がぬれた状態だと、水で溶剤が不安定になってしまいます。効かないことはないですが、商品を100%生かすのであれば、乾かしてからつけるのが正解です。
きちんとヘアケアをすれば、髪は元気になります。ぜひ試してみてほしいですね。
バレエダンサーに限らず、頭皮に悩みがある人は正しいヘアケアから始めてみよう。
《註》
[1]フランスの国際有機認証機関「エコサート」が認証した原料に付与する国際的な有機認定マーク。厳しい基準をクリアした原料だけに付与される。
Text by Junko Hayashida












