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敏感肌の人から支持を集める「ユースキン シソラ」:“しそ”が持つ力とは?

2025.02.08
乾燥が気になるこの季節、肌荒れ予防のために低刺激タイプのクリームやローションを使用している人は多いはずだ。
しその葉エキスを配合した「ユースキン シソラ」は、そんな敏感肌の人のために作られたスキンケアライン。
今回は、ユースキン製薬株式会社で代表取締役社長を務める野渡毅之氏とともに、ブランドの歴史を振り返りながら、しそが持つ力を紐解いていこう。

PROFILE

野渡 毅之(のわたり たけゆき)

ユースキン製薬株式会社 代表取締役社長
祖父の野渡良清が前身の瑞穂化学工業株式会社を設立。3代目社長として2024年現職に就任。

現社長のアトピー性皮膚炎がきっかけで誕生

ユースキンの歴史はカスタマーの声とともにある。
ある日、野渡氏の祖父が営んでいた薬局を、手荒れに悩む女性が訪れた。そこで既存の商品を勧めたところ「これは良いけどベタつくのよね」とがっかりして帰られたことがきっかけとなり、「手荒れに良く効きベタつかないクリームをつくりたい」と、1957年ユースキンは誕生した。
「ビタミンB2の色である黄色のクリームというのは当時は珍しく、dl-カンフルの独特の匂いもあったため、こんなの売れるはずがないと言われていたそうです」
薬局へ説明のために足を運んだり、地道なサンプリングを続けたりすることで、その良さが評判となり、徐々に認知が広がっていった。今では多くの薬局にも置かれていることを考えると、ユーザーの求めているものにいかに合致していたかがわかる。
1957年に発売された初代ユースキン
「ユースキン シソラ」(当時のシリーズ名:ユースキンクリームS)が発売されたのは、1993年。野渡氏が、幼少期から重度のアトピー性皮膚炎に苦しめられていたことがきっかけだった。
野渡氏の子ども時代の写真
「顔から体まで真っ赤で、かゆくて肌をかきむしるので傷だらけ。当時は怪しい民間療法やステロイドへの批判も多かったこともあり、父(2代目社長である野渡和義)は、『なんとかならないのか』と相当悩んだそうです」
息子のアトピー性皮膚炎は成長とともに緩和されたが、父の胸にはアレルギーに悩む人たちを救いたいという思いがずっとあったという。その父が出会ったのが「しその葉エキスがアレルギー症状を軽減する」という論文[1]だった。
しそは、日本では殺菌効果や抗酸化作用があると言われ、薬味や刺身の添え物として昔から珍重されてきた。また、中国では赤しそは漢方の原料として使われている。
「論文を読んだ父が、しその葉エキスを配合したクリームを作りたいと原料メーカーに直談判をし、『ユースキンクリームS』を開発しました。しその葉エキスを配合した日本で初めてのクリームでした」

低刺激処方にこだわった「ユースキン シソラ」

発売当初のユースキンクリームS
敏感肌の人は、春は花粉による刺激、夏は紫外線や汗によるかぶれ、秋冬は乾燥の肌悩みなど、通年で肌トラブルを抱えることが多いという。なかでも乾燥は肌のバリア機能を低下させ、さらなる肌荒れを引き起こす可能性がある。
肌をやさしく保湿するしその葉エキスは、肌のバリア機能をサポートするのにぴったりだった。
「敏感肌の方は肌のトラブルが起きないことがとても大切です。そこでしその葉エキスに加え、抗炎症成分の甘草由来成分を配合し、無香料・無着色・ノンアルコールの低刺激処方にこだわりました」
しその葉エキス配合のクリームは口コミなどで広がり、初回生産10万個が1ヶ月で完売するほどのヒット商品になった。
クリームのほか、ボディシャンプーやローションを展開

「ユースキン シソラ」が選ばれる理由

今もなお「ユースキン シソラ」は、しそ由来のスキンケア分野で圧倒的な地位を確立している。
「弊社の公式ショップでは5〜6本まとめ買いする方やリピーターの方がとても多いですし、お礼のお手紙や、ずっと販売してほしいという声も数多く届きます。
弊社には『100個の製品を1年で100人に買ってもらうよりも、10人でいいから10年間毎年買ってくれたほうがいい』という企業文化があって、一過性のブームになるよりも、悩んでいる方に長く使い続けてもらうことを大切にしているんです。
ただ、しその葉エキスの良さをもっと多くの人に知ってもらいたいので、新商品の開発も行っています」
発売当初はクリームだけだったが、今では潤いが不足しがちな肌のためのローション、紫外線吸収剤フリーのUVミルク、肌にやさしいボディシャンプー、さらに2022年にはフェイスマスクもリリース。
一番人気のローションは、子どもに塗るときにも使いやすいように、液ダレしにくいとろみのある乳白色のテクスチャーを実現。ユーザー目線を常に大事にしているという。
そのため、使用者から寄せられるアンケ―トや、、イベント等で直接ユーザーから寄せられる声を、商品作りに生かしている。
ローションやボディシャンプーの詰め替えパウチは、まさに愛用者の声から生まれた商品だ。
また、スキンケアアイテム以外での展開も広がっている。
「シソラと原料は違うのですが、昨年はしそエキスのパウダーを加えた『しそ飴』を発売しました。花粉やハウスダスト、ほこりによる鼻の不快感を軽減する機能性表示食品で、『直接売ってほしい』と電話も来るほど好評だったので、今後も継続して販売を考えています。
しその葉エキスが肌にどう作用するかは、まだまだ解明しきれて良いないことが多いのですが、しその持つパワーをより多くの人に知ってもらいたいですね」

ユーザーの声を取り入れながら常に進化を続けるユースキン製薬。しその持つパワーをぜひ顔やボディでも感じてみてほしい。

《註》
[1]日本アレルギー学会:W40.シソエキスのTNF産生抑制作用と抗アレルギー活性(1992年)

Text by Junko Hayashida

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