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“見え方”で選ぶ時代へ! Eyevol(アイヴォル)が提案する次世代レンズ、「ヴォルシステム」とは?

2025.09.04
もはや“暴力的”といっても大げさではない真夏の日差し。そのなかで心地よく遊ぶには、調子のいいサングラスが欠かせない。たとえば、日本が誇るサングラスブランド、Eyevol(アイヴォル)。そのなかでもとりわけ注目したいのが、昨秋にデビューした最高峰レンズ「ヴォルシステム」搭載モデルである。

着るメガネから始まった、“自分たちが欲しい”ものづくり

このレンズに込められた思想をたどるには、まずブランド自体の哲学を知る必要がある。生まれは2017年、「着るメガネ」をコンセプトに掲げるEYEVAN(アイヴァン)から派生し、ベーシックなビジュアルとハイクオリティを両立したのがEyevol(アイヴォル)だ。トレンドに敏感なゴルフ界隈を中心に、すぐさまファン層を拡大した。
高い耐久性と軽量性に加え、しなやかな弾力を備えた日本製のインジェクションフレームは、シーンを選ばず着用者をサポートしている。テンプル内側とノーズパッドには樹脂素材「TPE」を配置し、着用時の不快なズレを防止する。
光の移ろいを映す、ヴォルシステムの象徴的なロゴデザイン
サングラスの要である、レンズにも並ならぬこだわりが詰め込まれている。多くのスポーツブランドが使用するポリカーボネイトやナイロンレンズではなく「CR-39」と呼ばれる歪みの少ないプラスチックレンズを採用している。
目にやさしく光学性能にも優れたそのレンズは、高性能である一方でコストがかさむ。それでも「自分たちが本当に欲しいと思えるサングラスを作る」という信念を譲らず、当時としては珍しい国産サングラスブランドとしての矜持を見せつけた。
本稿で特筆するヴォルシステムも、根本的なスタート地点は同じだ。「今、自分たちが使いたいサングラス」をアイヴォルのデザインチームが模索し、本当の意味でのハイスペックレンズにたどり着いている。
ヴォルシステムに採用される高機能レンズ素材の加工工程。素材とコーティングの最適な組み合わせが、高性能を支えている
レンズの機能性とはすなわち、素材とコーティングの足し算によって得られるもの。その基本に立ち返り、両面からのアップデートに着手した。
ヴォルシステムのレンズ素材には、新たに日本製の「MR」が使われる。既成サングラスではほぼ使用されることのない、耐衝撃性や安全性に秀でる高級素材だ。とはいえ採用に至った理由は、レンズそのものの性能だけではないという。
そもそも、アイヴォルの従来モデルに使われている「CR-39」も機能性は十二分だ。ではなぜ、超オーバースペックともいうべき新しい素材に変える必要があったのか。その鍵を握るのが、前述したコーティングの存在である。
結論からいえば、ヴォルシステムでは独自の「オムニコーティング」によって反射防止をはじめ、耐衝撃・耐傷・耐熱・撥水といったサングラスレンズに必要とされるすべての機能性を網羅した。
ただし、既存のレンズでは、そんな理想のコーティングを用いるにあたって不都合があったという。レンズ素材とコーティングには絶対的な相性が存在し、CRレンズのままではオムニコーティングによるすべての恩恵を受けることが不可能だったのだ。
「MR-20」及び「MR-10」と「オムニコーティング」のマッチングが無二のレシピというわけだ。この奇跡的邂逅がヴォルシステムの根幹を担っている。

用途で選ぶ、こだわりの3タイプ。レンズは“視界”をデザインする

では、具体的なプロダクトバリエーションを見ていこう。デビュー当初からレーベルの軸を担うのは、「アーバン」「フィッシング」「フィールド」の3つ。それぞれ想定された着用シーンで最大の効力を生む、地に足のついた構成だ。
街の風景を自然に映す、グレーカラーの偏光レンズ
都会での着用、つまりは日常使いに最も適したアーバンには、色調に変化の少ないグレーカラーの偏光レンズがセットされる。偏光レンズとしては濃度が薄く、しかも偏光度は一般的に高機能とされる99%に満たない76%にあえて設定された。
その理由を簡潔に述べるなら、「都会生活において過度な偏光レンズは心地よさを妨げると判断したから」。偏光レンズの弱点であるカーナビやスマホの画面を見てもほぼ視界に影響を及ぼさず、使用シーンを選ばない最適解を目指した結果、適度な偏光機能に着地した。
「コンロン3 51 DM-V2 GY56PL 偏光レンズ サングラス 51サイズ」37,400円(税込)
なお、いわゆる偏光レンズにはヨウ素系フィルムと染料系フィルムの2種類が存在するが、ヴォルシステムでは高温・高湿下の使用でも偏光度が低下しない後者を採用している。しかもレンズとフィルムを単純に貼り合わせるのではなく「ワンブロック成型(=レンズとフィルムを一体化させる成型技術)」で融合させるため、優れた耐久性能を手にしている。
これらのこだわりにも“アイヴォルのデザインチーム”なりの明確な基準が存在し、さらにいえば昨今加熱する偏光レンズへの盲信に一石を投じる姿勢すら感じ取れる。デイリーライフに寄り添うオールコンディションレンズには、ブランドの強烈な意志が宿っているのだ。
次に、フィッシングは文字通り、釣りを目的とした湖などでの使用に適したモデルといえる。アーバンとは異なる偏光度99%のレンズで、湖面の色をベースにした繊細なグリーンカラーが特徴だ。
水中の輪郭をくっきり捉える、フィッシング向けグリーンレンズの視界
光が反射する水面への視認性を担保し、レンズカラーの濃度を下げることで曇天時でも適度な明るさとクリアな見え方を確保してくれる。季節を問わず、アングラー必携の相棒といえよう。
「ヒース3 53 DM-V3 GN69PL 偏光レンズ サングラス 53サイズ」37,400円(税込)
3つめのフィールドは、ゴルフやキャンプシーンなどでの使用を想定したブラウンレンズ。こちらは偏光ではない、ナチュラルな色調補正レンズだ。ただ、その着色方法はユニークで、素材自体に色素を練り込む「インマス製法」によるもの。
グリーンの起伏や芝目を際立たせる、ブラウンレンズ越しの視界
表面だけを染色するのではなくレンズ全体を着色することで、ピンポイントで波長をコントロールできるという。緑色系の波長を強調する分光特性を出すように調整され、同時に赤色系の波長も強調されることで、グリーンの起伏や芝目がはっきりと見える効果が生まれる。
「コンロン3 51 DM-V1 BR44 サングラス 51サイズ」35,200円(税込)
これら3つの基幹ラインナップに加えて、2025年秋冬の新作として「フォトクロミック」が登場する。名は体を表すが如く、紫外線に反応して色が変化する調光(フォトクロミック)レンズを搭載する。
新作の「フォトクロミック」。紫外線に反応し、レンズがクリアからグレーに変化する。「コンロン3 51 BK-VP GY15」 35,200円(税込)
要は、室内ではクリアレンズのメガネとして使えて、日の当たる屋外ではサングラスに早変わりするというもの。紫外線の届かない室内でも濃度15%のライトカラーが保たれるため、眩しいLED照明下などでも自然な視界を保ち、目の負担を軽減してくれる。
アイヴォルのデザインチームが使いたいからこそ、生まれた“信頼できる視界”
ユーザーの好みの細分化や、レンズバリエーションの認知度向上が進む今、サングラスを取り巻く状況は刻々と変化している。そうしたなかでも、アイヴォルはニーズを的確に捉えながら、「アイヴォルのデザインチームが欲しいものでなければ決して売れない」という信念を貫いてきた。確固たるスタンスで次世代の視界を切り拓くアイヴォルとヴォルシステムのこれからに、ますます注目が集まりそうだ。

Text by Naoki Masuyama

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