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雲のような軽やかさ: ウールリッチの「クラウド アークティック パーカ」が 都会派ダウンへ進化を遂げた
ウールリッチは1830年に創業したアメリカ最古のアウトドアブランドだ。アラスカの作業員を守るために誕生した「ARCTIC PARKA(アークティック パーカ)」は、半世紀以上にわたってブランドの象徴として君臨してきた。
そしてこの冬、このヘビーデューティーダウンの金字塔が、“軽さ”という新たな価値を語り始める。その名も「CLOUD ARCTIC PARKA(クラウド アークティック パーカ)」だ。
2025年秋冬に始動した「CLOUD SERIES(クラウド シリーズ)」にラインアップされた進化形ダウンの実力を、ウールリッチ ジャパン PR・村松千恵子さんとともに紐解く。
PROFILE
村松 千恵子(むらまつ ちえこ)
株式会社ウールリッチジャパン
マーケティング/PR

2025年秋冬にスタートしたニューコレクション
「クラウド シリーズは、近年の気候変動による冬の気温の変化や、都市生活者が求める快適性、動きやすさへのニーズに対応するために生まれたコレクションです。伝統的なヘビーデューティーダウンに、現代のアウターに求められる“雲のようなエアリーな軽やかさ”を融合させています」
ベースは1972年に登場したブランドの看板ダウン
コレクションを象徴するクラウド アークティック パーカは、定番のアークティック パーカをベースにした一着だ。もともとはアラスカのパイプライン建設に従事する作業員のために開発されたダウンジャケットであり、テフロン加工が施されたラマークロスや氷点下でも凍結しないフードのコヨーテファーなど、極寒下でも身体を守るディテールが備わっている。
「素材からディテールに至るまで、プロフェッショナルのための防寒ギアとして完成されたモデルですが、現代のタウンユースにおいては、その重厚さやボリューム感が課題となることもありました」
極限の寒さを耐え抜くための装備ではなく、日常を心地よく包み込むためのダウンへ。それが、クラウド アークティック パーカに課せられた新たなミッションだ。

ディテールやシルエットを刷新。都会に似合う一着に
アイコニックなディテールが存在感を放っていたオリジナルとは対照的に、本作はミニマルな機能美が際立つ。ブランドロゴはフードの尖端と前立ての内側にワンポイントが施されている程度にまとめられている。「近年のウールリッチでは、ブランドネームやシンボルに頼らないシンプルなデザインコードが主流になりつつあります。クラウド シリーズもその延長線上にあり、ブランドの新しいフェーズを象徴しています」

アームホールは若干絞られ、アーム幅・身幅もすっきりと整えられているなど、シルエットも現代的にアップデートされた。

ネックはハイカラーにすることで、防寒性を高めつつ首回りをすっきり見せている。また、チンフラップをドローコードに変更し、フードのファートリムも省略することで、スタイリッシュなイメージを強調した。軽やかで洗練されたイメージは、ディテールによるところも大きいのだ。
「身頃のフロントポケットは、マチとボタンをなくし、フラップ内側をスナップボタン×ジップポケットの仕様にしています。ハンドウォーマーもフラップを取って、内ボタンも2つから1つに変更しました」

雲のような軽さの秘密は素材使いにあり
袖を通してみると、軽やかさは見た目だけではないことがわかる。シェルには独自の機能性素材・CLOUD FABRIC(クラウド ファブリック)が採用されている。「極細ポリエステル繊維(マイクロファイバー)と軽量メンブレンによる2層構造のファブリックは、軽いだけでなく、肌触りもしなやかになっています。機能面にも優れ、撥水性・防風性・通気性を備え、雨や雪をはじきつつ、ムレを防いで衣服内をドライに保ちます」
また、高密度に織り上げた生地は、マットな質感と上品な光沢を兼ね備え、スーツやジャケパンなど、キレイめなスタイリングにも違和感なく溶け込む。

では、ダウンジャケットの生命線というべき保温性はどうなのか?
「インサレーションには、本格的なアウトドアダウンにも使われるハイグレードな750フィルパワーのダックダウンを使用しています。軽量ながら、空気をたっぷり含むことで高い断熱性を生み出します」
そのダウンは、トレーサビリティと動物福祉に配慮した羽毛を選んでいるのも特徴だ。品質が高く、長期間の使用でもヘタリにくいという評価もある。こうした取り組みは、ブランドが掲げるサステナブルな姿勢を体現している。
「クラウド シリーズは、“ウールリッチ=ヘビーデューティー”という従来のイメージを覆すコレクションです。ぜひ店頭でこの軽さを体感していただきたいです」
かつてアラスカのワーカーを守った防寒ギアを、都会に似合うラグジュアリーダウンへと昇華させたクラウド アークティック パーカは、雲のように軽く、そして暖かい。冬のスタンダードの系譜は、ここからまた書き換えられていく。
Text by Ryota Osujo

















