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アウトドアブランド「Eddie Bauer(エディー・バウアー)」が築いた、アメリカンカジュアルの系譜
アメリカンカジュアルの老舗ブランド「Eddie Bauer(エディー・バウアー)」。1920年にアメリカ・シアトルで創業したこのブランドは、アウトドアカルチャーとともに歴史を紡ぎ、世界で初めてダウンジャケットを商品化したブランドとしても知られている。
今回は株式会社水甚 東京営業所リテール&EC課 主任の中平 武雄さんに、Eddie Bauerのヒストリーと現在のアイテムについて話を聞いた。
スポーツとアウトドアに精通した創業者 エディー・バウアー
「Eddie Bauerは1920年、アメリカ・シアトルで創業しました。創業者のエディー・バウアー氏は、『Bauer's Sports Shop(バウアーズ スポーツ ショップ)』という店舗をオープンさせます。その後、羽根のついたバドミントンのシャトルの特許をアメリカで取得するなど、スポーツ用品に精通していました。さらにアウトドアにも造詣が深く、フライフィッシングの毛針を作るなど釣り好きとしても知られていました。バドミントンのシャトルや毛針など、エディー氏は羽毛に縁のある人物でもありました。
その背景から、Eddie Bauerは世界で初めてダウンジャケットを生み出したブランドとして知られています。ブランドを語るうえで重要なエピソードなので、それについても少し触れたいと思います」

世界初のダウンジャケットを生んだEddie Bauer
エディー氏は1936年、中綿に羽毛を使用した防寒着を開発する。これが世界初のダウンジャケットの誕生となり、Eddie Bauerにとって大きな転機となった。引き続き話を聞いた。「エディー氏は釣り旅行の際、低体温症になってしまった経験があります。その出来事をきっかけに、より暖かい衣服を作ることを考え、羽毛を使った世界初のダウンジャケット『SKYLINER(スカイライナー)』を開発しました。
SKYLINERは現在も定番アイテムとして人気があり、Eddie Bauerを代表するアイテムのひとつです」

「1940年代にはアメリカ軍にアラスカ用のダウンジャケットを納品しました。また、K2初登頂に挑んだ第3次アメリカ・カラコルム探検隊にもウエアを提供するなど、Eddie Bauerのダウンジャケットはさまざまな用途で使用されました。
さらに1983年、エベレスト東側のカンシュンルート初登頂の際のウエアもEddie Bauerが手がけたものです。Eddie Bauerの歴史は、ダウンジャケットとともに歩んできたと言えるでしょう」


アメリカンカジュアルブランドとしてのEddie Bauer
1960~1980年代にかけて、Eddie Bauerはダウンジャケットだけでなく、アメリカンカジュアルブランドとしての地位を確立していく。「現在『JAPAN EDITION(ジャパン エディション)』という日本限定ラインがあります。Eddie Bauerの過去のアーカイブアイテムをベースにしたプロダクトを展開しています」
最初に紹介してもらったのは「MULTI POCKET HOODIE(マルチ ポケット フーディ)」だ。
「エディー氏が釣り好きだったこともあり、多機能ポケットを備えたフィッシングジャケットをベースに、フーディ仕様へアップデートしたアイテムです」


続いて紹介されたのが「BARN JACKET(バーン ジャケット)」。
「コーデュロイの襟が特徴的で、Eddie Bauerらしさを感じられるアイテムです。アーカイブをベースにしたワークウエアの無骨さと、ヴィンテージ感のある風合いが人気です。ハンティングジャケットのようなポケットデザインも印象的です」


春夏シーズンに人気のEddie Bauerのシャツ
秋冬のダウンジャケットだけでなく、Eddie Bauerではシャツも人気アイテムのひとつだ。特に春夏はチェックシャツやポロシャツ、ショートパンツを組み合わせたスタイルが定番として知られている。「日本ではチェックシャツやポロシャツが人気というイメージがあります。定番のシャツとして『TIDELANDS SHIRT(タイドゥランズ シャツ)』がありますが、もうひとつ『EDDIE'S CLASSIC SHIRT(エディーズ クラシック シャツ)』というアイテムもご紹介したいです。
今シーズンは素材感が特徴的で、ブロード生地とサッカー生地のような質感を組み合わせたテキスタイルを使用しています。デイリーカジュアルからきれいめなスタイルまで幅広く対応できるアイテムです」



「もうひとつ、『VOYAGE 2 POCKET SHIRT(ボヤージュ 2 ポケット シャツ)』というアイテムがあります。Eddie Bauerのアーカイブの中からポスターにも使われていた柄を採用しています。
魚や釣り道具などフィッシングモチーフのテキスタイルで、夏らしい雰囲気のシャツになっています」


Eddie Bauerのスポーツライン「EBTEK」が再始動
そして今年、1990年代に約4年間だけ存在したEddie Bauerのスポーツライン「EBTEK(イービーテック)」が、現代のテイストを加えて再始動した。「EBTEKはスポーツをテーマにしながら、デイリーウエアとしても着られるアイテムを展開しており、1990年代のテイストをそのまま感じられるようなラインナップになっています。
これからの季節ですと、『NYLON/MESH VEST(ナイロン/メッシュ ベスト)』と『NYLON/MESH SHORTS(ナイロン/メッシュ ショートパンツ)』のセットアップがおすすめです。
同じ素材で『NYLON/MESH BLOUSON(ナイロン/メッシュ ブルゾン)』や、フルレングスの『NYLON/MESH TRUCK PANTS(ナイロン/メッシュ トラックパンツ)』なども展開しているので、セットアップはさまざまなバリエーションでコーディネートしていただけます。デザインも1990年代のレトロ感をベースに、現代的なバランスを取り入れてアップデートされています。
ベストは背面ポケットに本体を収納できるパッカブル仕様になっています。Tシャツやスウェットとのレイヤードで、タウンユースにもおすすめです」



Eddie Bauerは現在、日本国内に12店舗を展開しており、吉祥寺には旗艦店もある。昨年12月にはEddie Bauerの古着と新作を同時に販売するイベント「ARCHIVE MEETS NEW」を開催し好評を博した。今後も開催を予定しているという。
アメリカンカジュアルの老舗ブランドとして歴史を継承しながら、新たな時代も作り続けている。それがEddie Bauerというブランドなのだろう。
PROFILE

中平 武雄(なかひら たけお)
株式会社水甚
東京営業所リテール&EC課 主任
2021年入社。販売、企画を経て販促PRを担当。Eddie Bauerのほか、FIRST DOWN USA、Arnold Palmerの販促PRも担当している。























