人は自分自身のからだのサイズを完全に把握しているだろうか。特に、インナーウェアのサイズはなかなか知ることができないものだ。
PROFILE|プロフィール
高山 達
株式会社ワコール マーケティング本部イノベーション戦略室 室長
1988年、岡山県生まれ。株式会社ワコール マーケティング本部イノベーション戦略室 室長。関西学院大学商学部卒業後、2010年にワコール入社。
入社後10年間、社内IT部門にて社内SEとして、SCMや基幹システム、またITインフラ等、幅広くシステム業務を経験。
2020年、総合企画室イノベーション事業推進部に異動。2023年4月から現職。
一人ひとりに合わせたインナーウェアの購買体験を提供
「3D smart & try」は2019年5月より開始された、ワコールが独自 に開発した3D計測サービスである。 このサービスでは、3Dボディスキャナーを用いて3秒でからだをセルフ計測し、計測結果に基づきインナーウェアサイズや全身18ヶ所の採寸データ、体型特徴、おすすめブランドを知ることができる。2023年4月末時点で、約17万人の利用者がいると報告されている。
5月には、ワ コールが運用する公式アプリ「WACOAL CARNET(ワコールカルネ)」と連動し、3Dボディデータをはじめとする計測データを顧客自身のスマートフォンでいつでもどこでも確認できるとともに、過去の計測データ[1]との比較や体型特徴の解説、おすすめアイテムも見られるようになった[2]。