昨今では、さまざまな配慮を背景としてビーガンレザーの製造・販売へ注目が集まっている。しかしながら、その製造は国外に限られており、日本では未発達のジャンルである。そんななか、日本で珍しい素材のビーガンレザーの製造がローンチされた。
柏レザー株式会社からローンチされたそのレザーは落花生を素材として製造されたビーガンレザーだった。そこで柏レザー株式会社代表の飯島暁史さんに、落花生に注目した背景やその製造についてお話を伺った。 本格レザー製造からビーガンレザーへ
柏レザー株式会社は2016年に千葉県柏市にて設立され、OEMだけでなく、工房併設の革製品の製造販売店NUIZA縫EMON柏を運営し、オリジナル商品を開発・販売まで手がけている。2017年にはオリジナルピッグレザー(柏レザー)を開発し、日本では珍しいキョン革(千葉県内で捕獲された動物)を使用したバッグ、財布、革小物も販売している。
そのなかで、今回ビーガンレザー、そして落花生に注目したのは、以下のような背景があったと飯島さんは語る。2021年頃から世界的にビーガンレザーが注目されていたが、それらは海外で製造されたもので、それが日本で加工・販売されていた。
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