原宿で街中がクリエイティブに溢れていた時代があった。
その昔、原宿では、雑誌『FRUiTS』などのストリートスナップをはじめとして、マンションメーカーと言われるデザイナーたちが活動し、人気雑誌『Zipper』には、文化服装学院の生徒たちのスナップや作品が掲載され、オリジナルアイテムを自作することは、「クリエイティブな活動の一環」として流行していた時代がある。
ラフォーレの地下に店舗を構える「
愛と狂気のマーケット」は、そんなクリエイティビティに溢れていた頃の原宿を彷彿とさせるショップだ。インパクトのある店名やこだわった設営から溢れる才能は、熱を帯びてラフォーレ原宿のなかでも異彩を放っている。今回は、
ラフォーレ原宿運営室・愛と狂気のマーケット リーダー神田千穂さんに原宿の現在についてお話を伺った。
原宿のクリエイティブの「原点回帰」とも謳っている、愛と狂気のマーケット。インパクトのある店名は初めて耳にすると驚いてしまうが、店舗に足を踏み入れると、今まで見たことがないようなインパクトがある内装に心が躍る。
ラフォーレのなかでも一際目立っているショップだが、どのような経緯でショップは立ち上がったのだろうか。