株式会社azukiは、スポーツ・アスリート向けの吸水ショーツブランド「
PlayS(プレイショーツ)」を展開している。同社は、アスリートから子どもたちまで使用できる高性能な吸水ショーツの開発に取り組むとともに、女性アスリートの生理に関する課題解決にも注力している。
商品開発に留まらず、吸水ショーツに関するセミナーなど積極的な活動を行っている同社。今回は吸水ショーツの普及を目指す活動について、代表の坂上大介さんに話を伺った。
PROFILE|プロフィール
坂上 大介
株式会社azuki 代表取締役社長
1976年、大阪府堺市生まれ。
大阪芸術大学卒業後、テレビ番組制作会社に入社。25歳で独立、フリーのディレクター・放送作家に。筆文字などテレビ以外での活動も多数。2013年、株式会社azuki設立。
TV現場から生まれた吸水ショーツ
まず、御社が吸水ショーツに着目した背景について教えてください。
弊社は2013年に設立し、当初からテレビ番組や動画制作事業をメインで行っていましたが、2年前の2021年からは吸水ショーツ事業にも取り組んでいます。分野はまったく異なりますが、基本的にはこの2つの事業を展開しております。吸水ショーツ事業に着目したきっかけは、スポーツ選手への取材にありました。取材したオリンピ ックアスリート選手から、オリンピック期間中に生理が重なって大変だという話を聞いたんです。
オリンピック選手には、生理が試合と重なった場合に、生理痛や出血の心配に加え、ナプキンの不快感や違和感がストレスになることがあるそうで、競技するうえでネックとなっていました。