近年 、さまざまなウェアラブルデバイスが各社から発表されているなか、
株式会社e-lamp.(イーランプ)が4月2日、イヤリング型のウェアラブルデバイス「e-lamp.ONE(イーランプ ワン)」を販売開始した。
e-lamp.ONEは、人の心拍を「ドキドキ」として可視化する点が大きな特徴だ。耳たぶにセンサ部分を取りつけることで、心拍を検出。心拍数に連動してイヤリングが明滅し、心臓からの血液量に合わせて、LEDの色が青、緑、赤と変化して光る仕組みとなっている。
自分自身を脈拍で表現したり、他者と心拍情報を共有して楽しんだりすることで、感情の共有を促進するような、新たなコミュニケーションのきっかけを生み出そうとしている。
e-lamp.ONEを開発したのは、株式会社e-lamp.代表の山本愛優美さん。現役大学院生として研究を行う傍ら、事業に取り組んでいる。
そこで今回、山本さんに創業のきっかけからe-lamp.ONEの開発エピソード、今後の展開や実現したい世界についてまで聞いた。
生体情報を可視化して共有するプロダクト「e-lamp.ONE」
もともと起業家を志して、地元の北海道で「高校生起業家」として活動していた山本さん。人の心拍を可視化するというe-lamp.ONEのコンセプトは、その後の進路に自身が向き合った際に生まれたという。