コロナ禍の状況下でEC展開が急速に進むなか、リアル店舗の重要性も改めて見直されている。同時に、ECとリアル店舗をつなぐようなOMO(Online-Marged-Offline)施策もなされている。
「未来の購買体験を届ける」をモットーに掲げるスタイラー株式会社は、都市に偏在する商品をオ ンライン上で可視化するニューリテールプラットフォーム、「FACY」(フェイシー)を提供している。また、DXコンサルティング支援や、アジアを中心とした海外でのビジネス支援を担う企業だ。今日、リアル店舗とインターネットサービスの境界はどのように変化していくのだろうか?スタイラー株式会社代表取締役CEOの小関翼さんに話を伺った。 PROFILE|プロフィール
小関 翼
日英のメガバンクにて法人取引、大手EC事業者Amazonでの決済サービス事業開発を担当後、ライフスタイル分野にマーケットデザインの問題が大きいことに着目し、2015年3月にスタイラー株式会社を設立。Fashiontechで未来の購買体験をアジアから作っていくことを目指す。経済産業省アパレル委員会。東京大学大学院修了。
半径3km圏内の利便性
まず、OMOアプリ「FACY」(フェイシー)の概要を教えてください。
私たちが考えているのは、店舗でのショッピングをいかにデジタル化で便利にするかということです。私たちのミッションは、世界中のものを便利に買うことよりも、半径3km以内で各ユーザーにとって良いものを、良い体験で購入することの実現です。なので、「FACY」を開くと周囲にどのようなアイテムの在庫があるのかがわかり、その在庫について何か気になることがあれば、メッセージを送って問い合わせをすることもできます。たとえばサイズとか素材、コーディネートといった項目ですね。
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