Fashion Data(ファッション・データ)は、フランスを拠点にファッション企業にデータソリューションを提供するテック企業だ。彼らの提供するプラットフォームソリューション「Tailor(テイラー)」は、データを分析するAIを用いて、ファッション企業に蓄積したデータをスマートに扱うことを可能にし、データ主導のより持続可能かつ収益性の高いビジネスモデルへの移行を提案する。今回、同社CEOのRomain Chaumais(ロマーン・ショーメ)とビジネス・デベロッパーのJonathan Kieusseian(ジョナサン・キエウセイアン)にインタビューを行った。 データ運用ソリューションの提供
まず、Fashion Dataが提供するプラットフォームについて教えてください。
ジョナサン私たちの提供するプラットフォーム「Tailor」は、データソリューションだと言えます。これによってクライアント側の生のデータを収集し、さまざまなアルゴリズムを通じてそれらのデータを運用することが可能となります。つまり下 の図のように、「Tailor」が軸となって、その周りに製品やサプライ、ストア、顧客といった情報が紐づけられていきます。ここで重要なのが、すべてのデータはクライアント側のデータに保存されることであり、一度「Tailor」のプラットフォームがクライアントのITに接続されると、私たちのアルゴリズムや機械学習、AIの技術がプラグアンドプレイとして使うことができるということです。つまり、既存の企業のITシステムの上に新しい簡素化と高速化を図るアクセラレータのようなレイヤーを追加するということになります。
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