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FREITAG(フライターグ)」はユーズドのトラックタープ(幌)を再利用して唯一無二の1点もののバッグやグッズを展開するブランドだ。SDGsやサステナブルという言葉が世界に広がる以前から環境問題に取り組み、今なお沢山のファンを持つ。
そんなFREITAGの歴史や取り組みをFREITAG lab.japan株式会社ビジネスデベロップメントマネージャー脇野友輔さんに話を伺った。
「1993年にスイスのチューリッヒで創立したブランドです。代表は兄弟で、兄が『Markus Freitag(マーカス・フライターグ)』、弟が『Daniel Freitag(ダニエル・フライターグ)』です。
FREITAGは直訳するとドイツ語で『金曜日』という意味です。金曜日の五感の良さや日本の『花金』、アメリカの『TGIF』のようなワクワクする感じやテンションをそのままブランド名にしたそうです」
「兄弟2人がバッグ作りを始めたきっかけを話す前に、スイスのことについて触れた方が良いと思います。スイスは観光地のイメージがありますが、リサイクルシステムが非常に進んでいる国です。
分別も進み、ゴミはゴミではなく、資源として扱われています。このような背景があり、フライターグ兄弟は幼い頃、鉄ゴミの日にはそれを拾っておもちゃにして遊んでいたそうで、彼らにとって捨てられるものはゴミではなく、材料になりうるというマインドを持つことになるのです。