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2024.05.31

循環するワードローブ:Save Your Wardrobeが提案する衣服のアフターケア

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Save Your Wardrobe(セーブ・ユア・ワードローブ)はロンドンを拠点とするスタートアップで、Hasna KourdaとMehdi Doghriによって2017年に設立された。同社は、AIを搭載したプラットフォームを通じて、地域の衣服修繕の専門家とユーザーを繋げ、ユーザーに衣服のクリーニングやアップサイクル等のアフターケアへのアクセスを提供する。今回、創業者のHasna Kourda(ハスナ・クルダ)氏とチームにインタビューする機会を得た。

「私たちはいつも、無駄がでないよう心がけてきた」 

Save Your Wardrobeのレポートによると、女性の65%、男性の44%が未使用の衣類を持っていることが明らかにされている。衣料品の使用期間を9ヶ月延長することで、環境への負荷を20〜30%削減できるという事実は、消費者の習慣を見直すことで大きな環境保護の機会があることを示している。
2017年、Hasna KourdaとMehdi Doghriによって共同設立されたロンドンを拠点とするこのスタートアップは、衣類の寿命を大幅に延ばすことを目的とした革新的なサービスプラットフォームを提供している。Save Your Wardrobeは、アプリを通じて一般消費者に向けた衣類ケアを簡単にするサービスを提供する。また、アフターケアのサービス提供者側には統合された管理用プラットフォームを提供し、店舗やオンラインなど複数のチャネルにシームレスに統合できるよう設計されている。これにより、顧客から社内のサービスチーム、そして選りすぐりの衣類ケアスペシャリストのグローバルネットワークまで、衣類のアフターケアサービスがスケールできるようになっている。このスタートアップはそのイノベーションにより、2023年に名誉あるLVMHイノベーション・アワード大賞を受賞した。
Save Your Wardrobeの背景には、創業者ハスナ・クルダのルーツであるチュニジアと、彼女の祖母が衣類を美しいキリム絨毯に再利用していた深い物語がある。「チュニジアで育った私は、幼い頃から家族にサーキュラーエコノミーの概念を教えられました。私たちが使うものはすべて再利用され、無駄にならないようにすることが常に心がけられてきました。あるモノが当初の目的を果たしたとしても、新たな目的を見出すようにと。私たちの文化では、物事が次から次へと循環していくことが根差しているのです」とクルダは語る。祖母が古いアイテムを再び美しく生まれ変わらせる様子に触れ、それが彼女にファッションにおける消費に対するマインドフルなアプローチを考えさせることになったのである。
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