睡眠環境を整えて、日々の疲れを癒したい。そんな方々におすすめしたいのが日々の疲れを効率的に回復させるために開発された、リカバリーウェア(パジャマ)だ。
近年、さまざまな企業が手がけるようになり、注目を集めているリカバリーウェア。なかでもウェルネスブランド「
TENTIAL(テンシャル)」の睡眠ウェアは一般医療機器として届出されており、累計販売数20万枚を突破する人気シリーズだ。
今回は、そんなリカバリーウェアの魅力について、
株式会社TENTIALの経営戦略本部商品開発部部長の相川和也さんにお話を伺った。
PROFILE|プロフィール
相川 和也(あいかわ かずや)
株式会社TENTIAL
経営戦略本部 商品開発部 部長
一般医療機器として届出済の睡眠ウェア
リカバリーウェアの開発に至るまで、どのような流れがあったのでしょうか。
弊社は創業当初、スポーツ・ウェルネスメディア「SPOSHIRU」を運営していました。自社メディアを通じてお客様の課題感などのデータを集めて分析したところ、日本人の多くが足の問題や靴への不快感を抱えていることがわかりました。そこで、この悩みを解決すべく最初にインソールを開発しました。
また、日本人の睡眠にも大きな問題があることを認識しました。睡眠時間が不足することや、寝起きが悪いこと、疲れがなかなか取れないことなど、さまざまな課題があり、メディアでも頻繁に取り上げられています。こうした課題に真摯に向き合い、睡眠に関する製品を開発したのが、リカバリーウェアの始まりです。
睡眠環境を改善する際、多くの人は 枕やマットレスなどの寝具に目を向けると思います。市場には、マットレスやベッドリネンなど、多くの代替商品が存在しますよね。
しかし、私たちは、すでに存在する寝具の代替品ではなく、まだ多くの人が気づいていないパジャマという領域に着目しました。睡眠環境を整えるためには、パジャマも重要であると考えています。
パジャマは身体に直接触れるものであり、その重要性はマットレスに次ぐといわれます。しかし、多くの人々はパジャマに特別なケアをしていない傾向にあります。そのため、リカバリー機能を持つパジャマを開発し、睡眠環境を整えることに貢献したいと考え、開発をスタートしました。
大前提としてリカバリーウェアとは、どのような衣服を指す言葉なのでしょうか。
一般的にリカバリーウェアとは、“遠赤外線の血行促進作用により疲労や筋肉のこり等の症状の改善を目的とした衣類形状の器具”と考えられます。リカバリーウェアによる血行促進の原理は、一般的に鉱石等を練り込んだ生地が、身体から発せられる遠赤外線を吸収・放射することで血行を促進するというものです。血行が促進されることで、各成分による種々の効能効果が期待できます。
TENTIALのリカバリーウェア「
BAKUNE(バクネ)」シリーズは、豊島株式会社様と共同開発した特殊繊維「SELFLAME
®️(セルフレーム)」を採用しています。繊維原料に極小セラミックスの粉末を配合し、特殊紡績することで、体温を蓄熱保温する効果を実現させました。身体から放射される遠赤外線の熱エネルギーを「SELFLAME
®」が吸収し、その熱を再び身体へ撥ね返すことで体温に近い温度を保つことができます。
自らの体温を活用して、疲労回復が促進されるメカニズムになっています。
睡眠ウェアとして注目の高い、「BAKUNE」シリーズについて教えてください。
リカバリーウェア「BAKUNE」シリーズは、着て寝ながら血行を促進し、疲労回復することで健康的な毎日を支える睡眠用ウェアです。販売開始から2年で累計販売数20万枚を超え、TENTIALの主力商品となっています。主な特徴の1つが、「SELFLAME®︎」の機能性です。弊社では、過去に多くのサンプルを作成して実験を行い、安定して効果が得られる「SELFLAME®」の含有量や配置を研究してきました。
また、「BAKUNE」シリーズは機能面だけでなく、肌触りや着心地にもこだわって開発しています。触り心地の柔らかさやしなやかさを追求し、寝返りを邪魔しないパターンを採用しています。
リカバリーウェア「BAKUNE」シリーズは、厚生労働省から発令された一般医療機器の新基準であ る「家庭用遠赤外線血行促進用衣」をクリアしています。
睡眠に課題を感じている方は、ぜひ「BAKUNE」シリーズを試していただきたいです。パジャマにもこだわってみることで、よりよい睡眠を得ることができるかもしれません。