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【連載インタビュー】老舗百貨店がメタバース事業に参入した理由と、2軸のマネタイズ戦略:大丸松坂屋百貨店

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デジタルファッションの時代」連載の第6回は、株式会社大丸松坂屋百貨店によるメタバースプロジェクトについてお届けする。
大丸松坂屋百貨店は、百貨店業界として初めてオリジナル3Dアバターの販売を開始するなど、メタバース事業に参入して注目を集めている。2020年に「バーチャルマーケット」に参加以降、バーチャル店舗の出展を皮切りに、着実に実績を重ねてきた。
そこで今回、同社のメタバースプロジェクトを担っている経営戦略本部の岡崎路易さんに、メタバースの取り組みを開始したきっかけから、現在の取り組みとその反響、今後の展開についてまで伺った。

2020年にスタートしたメタバースの取り組み

はじめに、百貨店としてメタバースプロジェクトを開始した経緯について教えてください。
メタバースプロジェクトは、私が所属しているDX推進部で取り組んでいます。この部署のミッションは、「店舗に過度な依存をせず、デジタルネイティブの新規事業を作ること」にあります。
コロナ禍において店舗が休業を余儀なくされた際、私たち百貨店は本当に手も足も出ないという状況を経験しました。そのときに感じたのが、リアルの店舗が持つ営業時間という時間の制約と、場所の制約です。この2つを克服しないと百貨店業の未来はないと、経営陣一同が痛感しました。
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