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【リレーコラム】服装自由校で制服を着るということ(大久保遥)

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PROFILE|プロフィール
大久保遥
大久保遥

京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程。専門は教育社会学。現在は、定時制・通信制高校を経由する女性の移行過程について質的調査を行っている。
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毎日登校できる自信がないから通信制高校にいきたい。でも、制服のある高校がいい。
――制服を着たいの?
女子高生になりたいから。JKになりたい。

リレーコラムがまわってきたとき、ぼんやりと「制服」をテーマに考えてみようとおもった。そんなときにふと、ある中学生との会話をおもいだした。
彼女の言葉について考えてみると、「女子高生になる」ことと「制服を着る」ことは、なにやら関係がありそうではないか。定時制・通信制高校(服装自由校)卒業生への聞きとりのなかでも、「“なんちゃって制服”を着ていた」というエピソードは、よく耳にする。
たしかに、公立の全日制なのに私服校だったわたしも、まわりの高校生をみかけたときは「わたしは女子高生っぽくないなあ」なんておもったりしていた。ふりかえってみると、文化祭でAKB48の衣装(言い訳Maybe)をマネしてつくり、クラス全員で着たときは、とても盛りあがった(とくに男子)。
やっぱり、制服を着ることって、「あこがれの女子高生のコスプレ」みたいなものなのかな……。
そんなことを考えながら、いつものようにある通信制サポート校にお邪魔していた。私服の生徒が多いなか、たまたま二人組の制服姿の生徒をみかけて、素直にかわいいなとかんじた。でも、買っても買わなくてもいい学校指定の制服(1) を、なんでわざわざ買ったのだろうと疑問にもおもった。そこでさっそく、彼女たちに話を聞いてみることにした (2)

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