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ビクトリノックスの大ヒット作:ビジネスバッグ「アロックス ネロ」の機能を大解剖

2025.03.30
ビジネススタイルのカジュアル化が進み、ONとOFFの境界は曖昧になりつつある。だが、仕事の道具を持ち運ぶバッグは、やはりビジネスに特化した信頼のおけるものを選びたい。
たとえば、「VICTORINOX(ビクトリノックス)」の「ALOX NERO(アロックス ネロ)」。丈夫で軽いナイロンツイルが使われたオールブラックのボディには、機能的なディテール群やスイスブランドらしいクオリティが宿る。
2021年のデビュー以来、販売数は伸び続け、今やブランドきっての人気コレクションに成長を遂げた。
なぜ、アロックス ネロはビジネスパーソンから信頼されるのか? ビクトリノックス ジャパン株式会社のプレス担当者にその理由をうかがった。

“小さな工具箱”と呼ばれるマルチツールが代名詞

「ビクトリノックス」と聞けば、「マルチツール」を思い浮かべる人は少なくないはずだ。
「ナイフやドライバー、ハサミ、栓抜きといった多彩な機能が搭載された革新的なツールは、1897年の発売後、世界各国で数々の賞を獲得し、現在はニューヨークの近代美術館など諸国のミュージアムに常設展示されています。2017年には累計生産数が5億本を突破しました」
ブランドの起源は1884年にスイス・シュヴィーツ州で設立された刃物のワークショップにある。
「創業者はドイツやフランスで鍛冶の修行を積み、その技術を基にナイフを製造しました。1891年にはスイス軍へソルジャーナイフを納入するなど実績を重ね、1897年には現在のマルチツールの原型となるオフィサーナイフを発表しました。
1930年代には工場のオートメーション化に成功し、グローバルブランドへと躍進を遂げます。近年はマルチツールだけでなく、腕時計やカトラリーまで幅広いアイテムを展開していますが、なかでもバッグは特に人気の高いアイテムです」
ビクトリノックス 銀座店
日本への上陸は1993年で、現在は全国に複数の店舗を展開している。
「旗艦店は銀座にあるビクトリノックス 銀座です。今年の3月にリニューアルしたこの店は、マルチツールにインスパイアされたデザインを融合した新しいグローバルコンセプトをとりいれた国内初のショップになります」

抑制の美学を感じさせるシンプルなデザイン

「アロックス ネロ」は、ビクトリノックスのものづくりの哲学が息づくバッグコレクションだ。
「コレクション名はALOXというマルチツールに由来します。アルミニウムを打ち抜いて、格子柄のエンボス加工が施されたハンドルが特徴で、このデザインはソルジャーナイフにも使われてきました。NEROはイタリア語でブラックを意味します」
ラインナップはトートバッグやバックパック、ブリーフケースなど計7型。
今回フォーカスするのは、コレクション中ナンバーワンの人気を誇る「トートバッグ」だ。
「アロックス ネロ トートバッグ」W44 × H31 × D15cm 37,400円(税込)
外観はブラックで統一され、エンボス加工されたアイコンのクロスアンドシールドがさり気なくブランドを主張する。
「高密度なナイロンツイルをベースに、アロックスの格子柄を型押ししたレザーをポイント使いすることで高級感を高めました。そして随所にあしらわれたマットブラックのメタルパーツが洗練されたイメージを高めます」
ナイロンツイルの光沢といい、レザーパーツといい、たしかにナイロンバッグらしからぬ高級感を抱かせる。
過度にブランドを主張しないシンプルなデザインは、かっちりとしたスーツとも相性がよく、商談などのシーンでも違和感はない。
見た目とは裏腹に、1kgという軽量性もビジネス使いのアドバンテージになるだろう。

ビジネスユースを想定した機能性ディテールの数々

機能面をチェックしていこう。
バッグを開けると、鮮やかなビクトリノックスレッドが目に飛び込んでくる。
「ライニングはクロスアンドシールドがプリントされたビクトリノックス レッドに。デザインのアクセントだけでなく、バッグの中の視認性を高める効果も期待できます」
天ジップが設けられた主室には、パソコンなどのデバイス用コンパートメントをはじめ、ペットボトルや折り畳み傘を収められるホルダーなどが装備され、さまざまな荷物を整理して収納できる。
主室とは別にフロントにもジップ開閉式の大型ポケットを装備。ガバッと大きく開くこのポケットは、スマホやICカードといった使う頻度の高いアイテムを収めるのに重宝しそうだ。
「ハンドルはアウターの上からでも肩に掛けやすいよう長めに設定されています。トートと斜め掛けの2wayを可能にする着脱式のショルダーストラップや、トロリーケースのハンドルにセットできる背面のスリーブも、ビジネスパーソンのお客様に好評です」
本体のサイドには、ビクトリノックスらしいディテールがあしらわれている。
「マルチツールのハンドルをかたどったこのパーツには、トゲ抜きや毛抜きなどに使える小型のピンセットが内蔵されています。カラーの選択やイニシャル・メッセージの刻印といったカスタムも可能ですので、ネームタグの代わりにもなります」
オーダーも簡単で、タグに記された2次元コードからアクセスしてオーダーすれば、スイスから2~3週間ほどで手元に届く。銀座店でお買い上げの場合、その場でハンドルセレクトと刻印ができるという。
丈夫さもビジネスバッグの欠かせない要素。その点、高密度ナイロンツイルとレザーからなるボディは丈夫で、毎日ガシガシ使うことができる。
さらに、すべてのビクトリノックスのビジネス&トラベルギアには「ビクトリノックス保証プログラム 1+10年」がデイリーユースをサポートしてくれる。
このプログラムは購入後の最初の1年の初期不良や通常使用による損傷を無償で保証するもの。その後の10年間も、スーツケースのキャスター部分など一部の通常使用による損傷を無償で保証する。
近年、ビジネススタイルは軽装になっていく一方、パソコンや、アダプター類、予備バッテリーなど、持ち運ぶビジネスツールは数・重量ともに増しつつある。
ゆえにバッグに求められるハードルは確実に上がっている。
デジタルガジェットを安全に持ち運べる収納力をはじめ、収納効率を高める機能性、気兼ねなくガシガシ使える丈夫さ、品のいいルックス……そのすべてを兼ねそなえたバッグは世の中にそうそうない。
アロックス ネロが、見識あるビジネスパーソンに信頼される理由はここにある。

Text by Ryota Osujo

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