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普遍的なアメリカンベーシック「CAMCO (カムコ)」のシャツが選ばれる理由

2025.10.21
1950年代、アメリカ・アーカンソー州で設立された「CAMCO(カムコ)」は、アメリカの有名百貨店「SEARS(シアーズ)」や「J.C. PENNEY(ジェイ・シー・ペニー)」などの衣料品を生産するファクトリーとして歩みを進めてきた。
その後、アメリカ軍にも製品を提供するまでになり、1970年代にはその高いクオリティから、アメリカのさまざまなブランドの縫製を請け負い、ファクトリーブランドとして展開されるようになった。いまも変わらぬアーリーアメリカンな雰囲気でファンを獲得しているCAMCOについて、今回は東京・神田 神保町に店を構える老舗アメカジショップ「MAINE(メイン)」の店長、中山則男さんにお話を伺った。

こだわったのはヴィンテージフランネル生地の再現

「日本でのCAMCOの展開は1998年にスタートしました。代表的なアイテムは、やはりブランドを広く知らしめたフランネルシャツです。まずこの一枚を見てもらえば、CAMCOというブランドの魅力が伝わるはずです。
こちらのフランネルシャツは、柄を斜めに配した“バイアスポケット”や、上質な質感の“皿ボタン”といった特徴的なディテールを備えつつ、全体はシンプルで飽きのこないデザイン。長く愛用できる一着に仕上げられています」
ヘビーウェイト フランネルシャツ ネルシャツ レッド 11,880円(税込)
定期的に4色ほど新色がリリースされ、どれもヴィンテージを元にしたこだわりのカラーバリエーションになっている。写真はレッド
グレー
ブラックウォッチ
グリーン
「CAMCOがもっともこだわっているのは、ヴィンテージフランネル生地の再現です。既製の生地では忠実さに欠けるため、糸から染めて織り上げる工程を指定工場で特別に行い、妥協なく仕立てています。
目の詰まったヘビーウェイトのフランネルこそがCAMCOの個性であり、着込むほどに風合いが増すよう、あえてわずかな織りムラまでも再現。チェック柄は1960年代〜1980年代のクラシックなデザインを中心に、シンプルで着回しやすいパターンを定期的に展開しています」
こだわりのフランネル生地

アメカジ愛好家には必要不可欠なシャンブレーシャツ

フランネルシャツと並んで、シャンブレーシャツもCAMCOを代表する定番アイテムだ。このアイテムについても、さらに深掘りしていきたい。
「先ほどのフランネルシャツ同様、ほどよいヴィンテージ感を出しつつ、両胸のフラップ付きポケットや白色の4つ穴プラスチックボタンなど、CAMCOらしい特徴はしっかり押さえています。さらにステッチワークにもこだわっており、1980年代のディテールに近いといっていいかもしれません。
生地はコットン100%。タテ糸には色糸、ヨコ糸には白糸を使った平織り生地の一種で、あえて織りムラまで再現しています。洗い込むほどに味わいが増し、独特のアタリや色落ちを楽しめます。定番でありながら、ヴィンテージ感のあるシャンブレーシャツは希少なので、アメカジ愛好家にとって欠かせない一着といえるでしょう」
シャンブレーシャツ 10,780円(税込)

Made in USAにこだわった「COMCO OUTDOOR(カムコ アウトドア)」ライン

定番のシャツを見せてもらったところで、さらに今シーズンのおすすめアイテムもご紹介いただこう。
「COMCOはシャツ以外にもさまざまなアイテムをリリースしていますが、今シーズンのおすすめは、Made in USAの『COMCO OUTDOOR(カムコ アウトドア)』ラインから、『カスケード ダウンジャケット』『カスケード ダウンベスト』『マウンテンパーカー』の3点が挙げられます。
現在、アメリカ製のダウン製品は年々少なくなり、価格も上昇しています。そうしたなか、1970年代の雰囲気をそのままに、Made in USAにこだわったアイテムとしてリリースされました」
アウトドアラインのタグデザイン
「生地には、1970年代からアウトドアウエアで使用されてきた60/40ナイロンを採用。ダウンジャケットとダウンベストには、デッドストックの60/40ナイロンが使われています。中わたのダウンには、700フィルパワー[1]のリアルグースダウンを贅沢に充填。
さらに、マウンテンパーカーは1976年にアメリカ某社が発表したダブルシェルパーカをベースにデザインされたもの。こちらはデッドストックではありませんが、同じく60/40ナイロンを使用しています。各アイテムは、アメリカの職人によって一つひとつ丁寧に仕上げられています」
カスケード ダウンジャケット 80,300円(税込)
カスケード ダウンベスト 59,400円(税込)
マウンテンパーカー 68,200円(税込)

質実剛健の老舗アメカジ系セレクトショップMAINE

CAMCOのおすすめアイテムを各種見せてもらったが、ほかにもヒッコリー、ライトネルチェック、パッチワークなどの「ワークシャツ」や「ワークベスト」、さらに「デニムパンツ」など、展開アイテムは多岐にわたる。このCAMCOを展開するMAINEも、日本のアメカジ系セレクトショップとして長い歴史があるため、そこもあわせてご紹介していきたい。
「MAINEは1988年に東京・千代田区お茶の水の駿河台下にオープンし、その後1991年に現在の神保町店も開店しました。当時からアメカジをベースとしていますが、ショップとして取り扱うブランドも『質実剛健』を大切にしています。この四字熟語は、“飾り気がなくまじめで、心身ともに強くたくましい”という意味です。
CAMCO以外にも、さまざまなセレクトブランドやオリジナルブランド『BAGGY(バギー)』を取り揃えています。MAINEでは、アイテム単体ではなく、ブランドが持つストーリーを大切にしています。たとえばCAMCOは、ミリタリーやワークなどの歴史や生産背景を持っており、商品の展開を通じて、そのブランドが持つストーリーをMAINEから伝えていきたいと考えています」
歴史に裏付けられたCAMCOのこだわりあふれるアイテムを、ぜひMAINEで探してみてはいかがだろうか。
ショップサイン
MAINEの店内
MAINE
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-48

PROFILE

中山 則男(なかやま のりお)

MAINE店長

勤続年数30年以上、神保町店ができて1年目から店長を務める

[1]フィルパワーとは、羽毛のかさ高性を表す単位であり、数値が大きいほど空気を多く含むため、保温性に優れた良質なダウンといえる。フィルパワーが大きいと、少ない量のダウンでかさ高いダウンを作ることができるため、軽いウエアとなる。

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