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「眉が変われば心が変わり、人生が変わる」― ハリウッドブロウリフト創設者が語る美眉変革

2025.04.23
「眉毛を描くのが難しい!」と頭を抱えている人は多いだろう。筆者は美容に携わる一人として、街中で人々のメイクに着目しているが、かつて流行った細眉や平行眉からアップデートしていない人が少なくない。
目以上に表情を生み出す眉が昔のままでは、全体的な印象も垢抜けなくなってしまうだろう。今回はアイブロウのプロフェッショナルであり、眉癖改善技術・ハリウッドブロウリフト創設者である福井仁美さんを取材。日本のアイブロウ事情や"顔の印象の8割を決める"という眉毛の重要性について詳しく聞いた。

PROFILE

福井 仁美(ふくい ひとみ)

株式会社 JULIA IVY 代表取締役社長 / ハリウッドブロウリフト創設者 / TROIAREUKE JAPAN 代表

早稲田大学卒業後、メディア業界でキャリアをスタート。情報番組「王様のブランチ」で約9年間リポーターを務めたあと、ビジネス番組「賢者の選択」の司会として5年間活躍。メディアとビジネスの両軸で経験を積み、美容業界において経営・ブランド開発・教育事業を展開する実業家へと転身。エステサロンを15店舗経営し、美容業界のコンサルティングやプロフェッショナル向けの教育事業も推進している
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10年遅れている日本のアイブロウ事情

福井さんは、2020年に眉癖改善技術「ハリウッドブロウリフト(HBL)」をゼロから開発し、一般社団法人ジャパンアイブロウ協会(JEBA) 理事長として、『ブロウアーティスト』という新たな職業の確立を牽引。2025年1月には、ハリウッドブロウリフトの施術の知見を生かし、業界初の眉専門コスメブランド「HBL BEAUTY」をローンチした。
福井さんが生み出したハリウッドブロウリフトとは、どのような眉施術なのか。
「ハリウッドブロウリフトは、私がアメリカに滞在した際に出会ったブロウラミネーションという眉毛パーマに魅了され、新たに日本で一から作った眉の毛流れを整える施術です。アメリカでは約10年前から流行していて、眉の毛流れを上向きにするのがおしゃれだとされています。それを目の当たりにし、表情がとても自信に満ち溢れていて輝いていると感じました。
日本ではまだ主流ではありませんが、欧米のセレブやK-POPアーティスト、韓国コスメのビジュアルなどを見ると、眉を立ち上げて整えているのがわかります。私は世界中を旅してきましたが、日本のアイブロウ事情は他の美容発信国と比べて遅れている印象です」
欧米、韓国では立ち上げ眉が主流だそう
「眉の毛流れを整えるブロウラミネーションを個人的に日本でもやりたいし、この施術で多くの方に喜んでもらえるのではないかと思い、はじめはアメリカから液剤を取り寄せました。でもその成分が、日本の薬機法に触れることがわかったのです」
まつ毛パーマは広く知られているが、まつ毛の場合はパーマ用のロッドをまつ毛に当てるため、目元への負担が少ない。眉毛の場合は直接パーマ液剤が肌に触れるため、より成分には慎重になる必要がある。
「そもそも私自身がアメリカでブロウラミネーションの施術を受けたとき、液剤が揮発して目にしみることもありました。法的にも安全面でも、アメリカのものをそのまま使うことはできないとわかったので、国産の液剤を開発することにしました。
ハリウッドブロウリフトはハリウッドからパーマ液剤や技術を輸入していると思われがちですが、パーマ液ではなく独自の化粧品を用いたまったく新しいものになっています」
福井さんは10年のエステサロン経営による知見を生かして開発に挑んだが、ハリウッドブロウリフト誕生までの道のりは険しかった。
「毛髪科学に精通する専門家や化粧品開発の専門家の協力を得ながら、作りたいものを作ってくれる工場を探しましたが、すべてが手探り。まだ日本にはない新しいものの開発は、すごく難しいものでした」
それでも福井さんは、自身の眉毛が整ったことで気分が上がった体験を多くの人に届けるために、難しい開発に挑んだ。現在、ハリウッドブロウリフトは全国約12,000店舗のサロンで導入されている。

眉毛が顔の印象の8割を決める! 眉毛にもっと投資を

福井さんが創設したハリウッドブロウリフトは、アイブロウサロンはもちろん、まつ毛サロン、エステサロン、美容室で受けられる施術だ。でも毎日のアイブロウメイクに悩む人は多い。そこで今年1月、毎朝のメイク時間をポジティブにする眉専門コスメブランドとして「HBL BEAUTY」が誕生した。
『HBL BEAUTY』は、自眉を美眉にするコスメとして「眉が変われば心が変わり、人生が変わる」というメッセージを発信している。
「アイブロウに苦手意識があって眉毛を前髪で隠したり、美眉にするのを諦めている人は多いと思います。でも実は、顔の印象の8割を決めるのは眉毛なんです。
アニメや漫画を思い浮かべてみてください。つり上がったアーチ眉は意地悪に見えるし、下がり眉は頼りない印象、細眉は柔和で自己主張は控えめなイメージ、濃く太い眉は意志が強いキャラクターに多いですよね。
眉毛を手で隠すと、怒った顔をしても怒っているのが非常にわかりづらくなります。眉は目以上に印象を左右するので、メイクにおいてももっと眉に投資をすることをすすめています」
「朝アイブロウがうまくいくと気分も上がりますし、表情がいきいきします。すると内面にもよい影響が出て、ポジティブな人生に変わると思うのです。
アイブロウに苦手意識がある方は、1つのアイテムだけで完結しようとしていないでしょうか。ペンシルだけとか、パウダーパレットだけでは、どうしても美眉に仕上げるのは難しいのです。苦手意識がある人こそ、アイテムの力に頼ってみてはと思います。
眉毛をカラーで塗りつぶしがちな方も多いのですが、それは垢抜けない印象になってしまう原因にもなります。そこでHBL BEAUTYでは、『HBL アイブロウ スタイリングマスカラ』で毛流れを整えたあと、必要なところに『HBL アイブロウ ペンシル』や『HBL アイブロウ アートリキッドペン』で1本1本足していく描き方をおすすめしています」

心に響くアイテムを目指して開発 金沢工業大学と感性工学研究も

「HBL アイブロウ アートリキッドペン」一つとっても、開発への並々ならぬこだわりが伺える。
「産毛と同じ細さで、1回で色がついてすぐ乾くことにこだわりました。みずみずしいテクスチャーだとなじみがいいものの、肌のキメに入ってしまってにじんでしまいます。
試作品を試して、顕微鏡でにじみのチェックを繰り返し、リリースまでに作った試作品は50パターン以上! 通常はにじむ=肌なじみがいいとされているので、工場にも知見がなく、処方をゼロから組みました」
眉毛美容を日本に根付かせるべく、日々奮闘する福井さん。直近では、金沢工業大学と感性工学の研究をスタートした。
「『HBL BEAUTY』で眉毛をきれいに仕上げることで、ハッピーな気持ちになってほしい。そのためには、アイテムの使いやすさにもっとこだわりたいと考え、金沢工業大学との研究を始めました。
アイテムの重さや軸など、感性工学の観点で分析して、より楽しく眉毛メイクをしてもらえるように研究しています」

ネオカリスマ時代を作りたい! 眉毛でゲームチェンジを起こす

眉毛美容を通じて、人生の楽しさや喜びを届ける福井さん。そのパッションは、どんな思いから生まれているのだろうか。
「私が小さいころは、いわゆるカリスマ美容師やカリスマネイリストなど、美容業界ではカリスマブームでした。彼らに憧れて、美容師やネイリストになりたいと思う人がたくさん生まれた時代。私もカリスマになりたい一人でした。
日本にカリスマと呼ばれる人があまりいなくなった近年、アメリカに行ったときに眉毛美容施術をするブロウアーティストたちがとても誇りをもって働いているのを目の当たりにして、久しぶりにカリスマを見たと感じました。彼女たちのような、人のオーラを作る、誰もが憧れる職業を作りたいという思いもあって、ハリウッドブロウリフトのブロウアーティスト育成をスタートしました。
デイリーでお使いいただく『HBL BEAUTY』は、眉毛美容をネガティブなものから文化にしたいという思いでプロデュースしています。そしてネオカリスマ時代を作り、今後もゲームチェンジを起こしていきたいですね」
「HBL BEAUTY」のユーザーからは、「眉メイクが楽しめるようになった」、「自信がもてるようになった」、「新しい自分になれた」など、内面の変化の声も多く届いているそうだ。眉毛美容のカリスマとして、自分の仕事に誇りをもつ人を生み出し、内面の変化までもたらしている福井さん。ネオカリスマ時代はもう始まっている。

Text by 継田 理恵(美容家/ライター)

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