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国井栄之のKICKS OF THE WEEK

CELLのDNAを受け継ぐ新機軸 「PUMA(プーマ)」の「CELL GEO 1(セル ジオ 1)」

2026.04.08
「ミタスニーカーズ」のディレクターである国井栄之さんが、毎週、独自の視点で気になるスニーカーをピックアップして率直な主観で語る動画「国井栄之のKICKS OF THE WEEK」との連動企画。
第20回は、「PUMA(プーマ)」のランニングテクノロジーである「CELL(セル)」を受け継ぎライフスタイルにフィットするデザインに進化した「CELL GEO 1(セル ジオ 1)」を紹介。今回はなぜこのモデルを選んだのか、その理由や魅力について国井さん本人に聞いた。

今のストリートに映えるルックス

1990年代のテック感を想起させるエッセンスにモダンな感性を掛け合わせ、足元に強い個性と存在感をもたらす「PUMA」の「CELL GEO 1」。このモデルに関して国井さんはこう解説してくれた。
独自のルックスとクッショニングでスニーカーシーンに確かな存在感を築いたレガシーを受け継ぎながら、現代のライフスタイルにフィットするデザインへと進化を遂げた逸足。(参考商品)
「元々、『PUMA』には『TRINOMIC(トライノミック)』というハニカム構造のクッション吸収材があって、それを進化させたのが『CELL』になります。
『PUMA』といえば、シューレースの代わりにディスクを回してフィット感を調整する『DISC BLAZE(ディスク ブレイズ)』をご存じの方も多いと思います。
アッパーのフィッティング機能に目が行きがちですが、実はあのモデルに搭載された衝撃吸収テクノロジーが、『TRINOMIC』やアップデートされた『CELL』だったりするのを知っている人は少ないと思います。
「CELL」は蜂の巣状の六角形セル(細胞)構造をもつポリウレタン素材を採用したクッション材。優れたクッション性と安定性を提供する
そこに、“思わず口ずさんでしまう履き心地”というコンセプトから2002年に発売された『SPA LA LA(スパ・ラ・ラ)』というモデルのアッパデザインを継承したのが、今作の『CELL GEO 1』となります。
アッパーについても時流らしい作りというよりは、きちんとアーカイブからの線を描き直してアップデートしているのが『PUMA』らしいですよね」
2002年に発売された「SPA LA LA」。「PUMA」らしい流線型のデザインが特徴的なモード感のある一足だ。(当時のカタログより抜粋)
モード感のあるデザイナーズシューズのような仕上がりを見せるのが、「PUMA」の真骨頂なのだ。

他者とはかぶらないデザインが「PUMA」の特徴

「PUMA」のブランド特性についても国井さんはこう続ける。
「元々、『PUMA』は昨今流行りのハイファッションとスポーツブランドとのコラボの先駆けでもあります。
また『SPEEDCAT(スピードキャット)』や『MOSTRO(モストロ)』シリーズが女性の支持率が高いように、レディスに強いイメージもありますよね。他ブランドが苦手とするカテゴリーにいち早く切り込めたのは大きいと思います。
ブラックで統一しているものの、異素材を組み合わせているので表情も豊か
そして欧州生まれのブランドなのでモータースポーツやヨットとの親和性が高いのも大きな特徴です。他国のスポーツブランドとはもののあり方や系譜も違うので、出てくるデザインも新鮮です。
ボリューム感がありながらもスタイリッシュなフォルムが「PUMA」ならではの強み
この『CELL GEO 1』も、ファーストカラーはグレーやグレー×ブラックのツートーン、そしてスポーティなカラーも多かったのですが、トリプルブラックで出てくるとファッショナブルなシューズに仕上がるのが面白いですね」
他とは一線を画したデザインやシルエットは、まさに唯一無二と言えるだろう。

国井さんが“履いてみたい”と思う数少ない一足

今回、この「CELL GEO 1」を選んだ理由を尋ねると、国井さんはこう答えてくれた。
「今年の1月にパリのファッションウィークに行ったときに、『PUMA』の展示会にもお伺いしました。そこでいろいろとお話を伺って、最後にプロモーション用として一足プレゼントしていただけるという話になりました。
実はその展示会では『PUMA』の定番モデルである『SUEDE(スエード)』にもう一度フォーカスを合わせて、アーカイブからモダンなモデルの展示まで盛りだくさんな内容だったので、チョイスできるギフティングの中にはもちろん『SUEDE』の最新作も含まれていました。
シュータン部分にはブランドの象徴でもある“プーマキャット”のロゴマークも配置
ただ、そのギフティングの中に『CELL GEO 1』も含まれていて、展示会のときからこのモデルは履いてみたかった一足でもありました。その理由は『TRINOMIC』や『CELL』といった90年代の『PUMA』のテクノロジーが大好きだったからです。
その大好きなテクノロジーが現在進行形で搭載されているこのモデルにはどうしても興味があったので、迷わず『CELL GEO 1』を選びました」
ハニカム構造のクッション吸収材「CELL」を搭載した今作。国井さんも絶賛する履き心地は体感するに値する
パリ滞在中も「CELL GEO 1」を履いていたという国井さん。履き心地も抜群で、ぜひ紹介したいという思いが強かったそうだ。
数々のシューズを履いてきた国井さんが、“履いてみたい”と思うモデルは稀有な存在だ。「PUMA」が初めてという人も、ぜひトライしてみてほしい。

PROFILE

国井 栄之(くにい しげゆき)

mita sneakers ディレクター

東京の下町である上野から世界へ向けて独自のスニーカースタイルを提案するmita sneakersでディレクターを務める。数多くのブランドとのコラボモデルや別注モデルを手掛け、その手腕を発揮。現在は虎ノ門ヒルズにオープンしたショップ「Herringbone Footwear(ヘリンボーン フットウェア)」の外部ディレクターも務める。世界的プロジェクトから国内インラインのディレクションまで多岐にわたり、スニーカープロジェクトに携わるスニーカー業界の最重要人物。

mita sneakers

東京都台東区上野4-7-8 アメ横センタービル1F路面店TEL:03-3832-8346 営業時間(平日)11:00~19:30、(土日・祝日)10:00~19:30

https://www.mita-sneakers.co.jp/

Photo by Hiroyuki“Lily”Suzuki(StudioLog)

Text by Yasuyuki Ushijima(NO-TECH)

Original Movie

国井栄之のKICKS OF THE WEEK #20 PUMA「CELL GEO 1」

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