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耐久性と防水性に優れたタフなバックパック「マウンテンハードウェア」の「スクランブラー」はなぜ人気なのか?
冬には冬のバックパックがある。夏用のバックパックはメッシュに雪が入り込むなど若干の不都合が出てくるが、冬仕様のバックパックならそういった心配がない。というよりも冬に使えるバックパックは通年の使用に耐えるスペックを備えている。
「マウンテンハードウェア(Mountain Hardware)」の人気商品「スクランブラー(Scrambler)」はクライミングザックをベースに作られており、アックス(ピッケル)など冬山装備の携行にも対応しているがシンプルで通年使用に適している。街使いにも向いているのが、幅広い人気の理由だろうか。株式会社コロンビアスポーツウェアジャパンを訪ねて、マウンテンハードウェア商品本部の近藤伊織さんに話を聞いた。
「マウンテンハードウェア(Mountain Hardware)」の人気商品「スクランブラー(Scrambler)」はクライミングザックをベースに作られており、アックス(ピッケル)など冬山装備の携行にも対応しているがシンプルで通年使用に適している。街使いにも向いているのが、幅広い人気の理由だろうか。株式会社コロンビアスポーツウェアジャパンを訪ねて、マウンテンハードウェア商品本部の近藤伊織さんに話を聞いた。
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クライミングからトレッキング、街使いまでマルチに活躍する汎用バックパック
「見た目がすっきりしていて、軽くて丈夫なので初めて山用ザックを使われる方にも扱いやすく、各パーツの取り外しやオプションの装着が容易なので、様々な山行を楽しむ方もカスタムしながら長く使い続けられます。私自身、山に登るようになってすぐに、見た目のかっこよさで選んだ『スクランブラー』の容量35Lのタイプ(2025年に再登場予定)は自分に使いこなせるかなと思ったのですが、レベルと状況に応じて使いこなせる汎用性の高いバックパックですね。それもあって非常によく売れています。『マウンテンハードウェア』のバックパックで一番人気といっていい、ブランドを代表するモデルです。25Lと35Lの違いは容量の他には、ヒップベルトの仕様です。容量が大きい35Lのタイプはヒップベルトがよりしっかり腰を支え、長い山行でも快適に背負えます。どちらも着脱可能なので、必要なければ取り外してシンプルに使えます」
と近藤さんが言うように、一見シンプルながら使う人のニーズに応じてカスタマイズしやすいのが「スクランブラー」の魅力らしい。どのように着脱できるか詳しく聞いてみると、確かにこれ一つあればどんな場面にも対応できそうだ。
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容量35Lで重量1180gというのは数値だけ見ても軽量だが、本体の背中側にアルミフレームとフォームが入っているので背負うと安定感があり、より軽く感じる。アルミフレームとフォームは取り外し可能だから、ウルトラライト指向にも対応。トップの雨蓋を外せばさらに軽量化が図れる。雨蓋を装着すれば防水性が高まる。場合によってチョイスできるのはうれしい。バックパックをいくつも所有しなくて済む。
「両サイドについているコンプレッションストラップ(上部の水平方向のストラップ)も取り外し可能です。雨蓋を前面で固定する一本締めのストラップ(垂直方向のストラップ)も取り外せるので、とことん軽量化したい場合やシンプルに使いたい場合はすべて外して使うことができます。
一本締めのストラップは伸ばすことも縮めることも自在にできるので、長めに調節すれば登山用ロープなどのギアを装着することも可能です。このあたりはクライミングロープを使う方向けの仕様ですね。エキストラの荷物の固定は、一本締めストラップの他に、両サイドのコンプレッションストラップも利用できます」
コンプレッションストラップはバックパックの容量に余裕があるとき、本体内部の荷物がブレないように外側から締めておくものだが、テント泊のマットなどを装着する人も多い。あまり大きなものより、たとえばシエラカップや熊鈴など、ちょっとしたものを掛けておくのに重宝だ。
「左右のデイジーチェーン(前面に固定されている数珠つなぎ状の縦長ストラップ)の下端のループにトレッキングポールの先端を通し、持ち手の側をデイジーチェーンの上部についているコードで留めるとポールを固定できます。アックス(ピッケル)は金具をバックパックの下部のホルダー(前面にある横向きの共生地ポケット)に通し、やはり持ち手の側をデイジーチェーンの上部のコードで留めます」
デイジーチェーンにカラビナで小物を吊ったり、ストラップを追加したりして荷物を外付けすれば、容量以上の装備を持ち運ぶことも可能だ。製品のポケットを増やすと重量が増し、耐久性も損なわれがちだが、シンプルな「スクランブラー」は軽さと丈夫さと拡張性を兼ね備えているのが、評価の高さにつながっているという。
「両サイドについているコンプレッションストラップ(上部の水平方向のストラップ)も取り外し可能です。雨蓋を前面で固定する一本締めのストラップ(垂直方向のストラップ)も取り外せるので、とことん軽量化したい場合やシンプルに使いたい場合はすべて外して使うことができます。
一本締めのストラップは伸ばすことも縮めることも自在にできるので、長めに調節すれば登山用ロープなどのギアを装着することも可能です。このあたりはクライミングロープを使う方向けの仕様ですね。エキストラの荷物の固定は、一本締めストラップの他に、両サイドのコンプレッションストラップも利用できます」
コンプレッションストラップはバックパックの容量に余裕があるとき、本体内部の荷物がブレないように外側から締めておくものだが、テント泊のマットなどを装着する人も多い。あまり大きなものより、たとえばシエラカップや熊鈴など、ちょっとしたものを掛けておくのに重宝だ。
「左右のデイジーチェーン(前面に固定されている数珠つなぎ状の縦長ストラップ)の下端のループにトレッキングポールの先端を通し、持ち手の側をデイジーチェーンの上部についているコードで留めるとポールを固定できます。アックス(ピッケル)は金具をバックパックの下部のホルダー(前面にある横向きの共生地ポケット)に通し、やはり持ち手の側をデイジーチェーンの上部のコードで留めます」
デイジーチェーンにカラビナで小物を吊ったり、ストラップを追加したりして荷物を外付けすれば、容量以上の装備を持ち運ぶことも可能だ。製品のポケットを増やすと重量が増し、耐久性も損なわれがちだが、シンプルな「スクランブラー」は軽さと丈夫さと拡張性を兼ね備えているのが、評価の高さにつながっているという。

「軽量で丈夫なのは、本体の生地に400Dのナイロンリップストップ素材を採用しているからです。裏面にTPUコーティングを施して防水性を高めてあるので、タフな環境でも使いこなせます。サイドのポケットはボトルを携行するのに便利ですが、メッシュで切り替えると耐久性が下がるので共生地にしました」
丈夫で目立たない共生地のサイドポケットでドリンクボトルを携行できるのも特長
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本体と同色の共生地なので丈夫なうえに目立たない。すっきりした見た目に貢献している。シンプルな一気室のバックパックにはサイドポケットがないタイプも多いが、実際ボトルを出し入れするにはポケットつきだとありがたい。水抜けするように、細やかな配慮が施されている。
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本体の内側にはハイドレーションパック用のポケット(書類やPCの収納に使う人も多い)と、その上にパックを吊るすストラップがある。また、ギアループ(写真でバッグ内の手前に引き出してある黒いループ)にサブバッグなどを掛けると、パッキングがしやすい。
「本体の両サイドの下部についているギアループと同様のル―プを、内側の上部にもつけてあります。使用頻度の高いギアや、サブバッグなどをループに掛けておくと出し入れするのに便利ですよ。本体上部はクイックドローコードで大きく開き、速やかに絞ることができます。雨蓋をかぶせて一本締めストラップのフックで固定すると、雨に強くなります」
「本体の両サイドの下部についているギアループと同様のル―プを、内側の上部にもつけてあります。使用頻度の高いギアや、サブバッグなどをループに掛けておくと出し入れするのに便利ですよ。本体上部はクイックドローコードで大きく開き、速やかに絞ることができます。雨蓋をかぶせて一本締めストラップのフックで固定すると、雨に強くなります」
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「背負い心地をよくする背面のパッドはやや硬め。背骨のラインに空気の通り道ができるよう空間が維持されるので、蒸れにくく快適です。パッドはよく見ると目の細かいメッシュになっています。目の粗いメッシュだと冬場に雪が入り込みやすいのですが、そういう心配もありません。『スクランブラー』が通年おすすめできる理由です」
さりげない配慮が、隅から隅まで行き届いている。シンプルだが拡張性があり、丈夫なのでカスタムしながら長く愛用できる。さらに軽くて扱いやすいとあれば人気が高いのも頷ける。名品と呼ぶにふさわしい、合理的なバックパックだ。
さりげない配慮が、隅から隅まで行き届いている。シンプルだが拡張性があり、丈夫なのでカスタムしながら長く愛用できる。さらに軽くて扱いやすいとあれば人気が高いのも頷ける。名品と呼ぶにふさわしい、合理的なバックパックだ。
PROFILE
近藤 伊織(こんどう いおり)
株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン マウンテンハードウェア商品本部 アパレルマーチャンダイジング部
角度的に見えづらいが、写真では自前の「スクランブラー」を担いで那須岳をトレッキング。扱う製品は実際にフィールドで試用するのが常だが、とくに「スクランブラー」については個人的に愛着が強く山行の供にする機会が多い。
Text by Naoki Sakata


















